2025年4月に開幕した大阪・関西万博をめぐって、いま、工事費の流れが改めて問われている。万博のシンボルだった「大屋根リング」の関連工事では、竹中工務店の現場責任者だった社員が、下請け業者に工事費を水増し請求させた疑いで逮捕された。
その一方、開幕に間に合わせるために工事を完成させながら、正当な代金を1円も受け取れない下請け業者が、いまも取り残されている。
「セルビア館の空調を、いったい誰が取り付けたと思っているんですか。勝手についたわけではありません。僕たちが開幕に間に合わせるために工事をしたんです」
そう憤るのは、関西で内装工事会社を経営するAさんだ。
報道によれば、未払いを訴える建設会社は30社を超え、被害額は10億円以上にのぼるとされる。Aさんも、その一人だ。
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