国会内で談笑する高市首相と小泉大臣(撮影:長谷川新) 画像を見る

《いつか、そう遠くない将来に、核兵器のない世の中が実現し、広島の「平和の灯」の灯が消されることを心から願っている》

 

2017年3月、学習院女子中等科のご卒業時、愛子さまは「世界の平和を願って」という卒業記念文集に寄せられた作文に、そう切なる思いを綴られていた。

 

中学3年生の時に修学旅行で訪れた広島で、原爆ドームや平和記念資料館の展示を目にされた衝撃、そして被害に遭った人々の苦しみに胸を痛められた体験から紡がれたお言葉だ。

 

「中学3年生という若さで、これほど理路整然と、かつ強い意思で『反核・平和』を語られたのは、感嘆すべきことです。ただの作文ではなく、戦後日本が紡いできた平和主義の核心をご自身の言葉として内面化されている。

 

受け継がれてきた『非戦の誓い』の精神が、若い愛子さまの世代に受け継がれている証拠でもあります」

 

こう語るのは、元航空自衛官で軍事ジャーナリストの小西誠氏だ。しかし現在、高市早苗首相(65)率いる政府が足早に進めようとしている安全保障政策は、皇室の平和を希求するご活動とは真っ向から対立する方向へと突き進んでいるかのようだという。

 

高市首相は10月14日の衆議院予算委員会で、自衛隊への原子力潜水艦(原潜)導入について「具体的かつ現実的な検討を深める」と発言した。

 

「持たず、作らず、持ち込ませず」として1967年以降、日本が堅持してきた国是である「非核三原則」について、高市首相は「政策上の方針として堅持している」としたものの、続けて「持ち込ませず」に関して「具体的な内容や表現ぶりをどのようにするのか検討の余地がある」と踏み込んだのだ。

 

小泉進次郎防衛相(45)も10月23日の衆議院安全保障委員会で、年内に予定する安保関連3文書(安全保障政策の指針を定める「国家安全保障戦略」「国家防衛戦略」「防衛力整備計画」の3つの閣議決定文書)改定を巡り、原潜導入の議論について前向きな考えを表明した。

 

小泉大臣は原潜の長所について、長期間の潜航が可能であることを挙げ、「決め打ちせず、メリットやデメリットも含めて検討を深める必要がある」と強調し、核抑止政策の議論についても「あらゆる選択肢を排除しない」と持論を述べたのだ。

 

次ページ >「“原潜発言”の裏にアメリカの世界戦略が…」

出典元:

WEB女性自身

【関連画像】

関連カテゴリー: