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息子と2人で暮らすようになりまして、早いものでもう3年。そろそろ息子の未来のことばかりじゃなく、自分の将来のことも少し考えなきゃと思いはじめてはいるのですけど、こと恋愛に関してはちょっと億劫、臆病になっているのも事実なのです(笑)。

 

どうしてあんなに情熱的に生きることが出来たのかなぁ、と過去を振り返るたび、苦笑しています。自分が書いた昔の恋愛小説とか読みますと、きゃー、恥ずかしすぎる! 『サヨナライツカ』なんか読み直すと、顔が真っ赤になります。気障なセリフとか性描写とか、どんな顔で私メは執筆していたのでしょうね。人生に酔ってたのかなぁ。

 

あ、いえ、別に急に老けたわけじゃないですし、もてないわけでもないとは思うのですけど(笑)。その、どうしても、恋愛に二の足を踏むわけです。年齢はそんなに関係ないとは思いますが、しかし、再び愛に向かって走る力が湧かないんですよね。いやだなぁ、こういう話をするのでさえこそばゆい。

 

でも、恋って力が必要なものです。不倫をして家族を捨てて愛に走る人がいいとは言いませんけど、しかし、そういうことをしたい衝動に駆られる人がいることは理解出来ます。いまだって、子供が気にするからあからさまにフランスマダムたちとは仲良くできないです。ま、少なくとも息子の前ではね。

 

でも、息子ももう中2ですから、ある意味、大人になりました。本人も初恋を経験中です。そろそろ私メもちょっとくらい恋心を復活させてもいいのかな、と思い始めたわけです。何もこんなところで宣言をすることでもないのですけど……。

 

やはり今後のために。長く生きていくのに一人じゃ寂しいですしね。息子が巣立った後、不意に一人になるわけでしょ? その年からの恋愛って、ちょっとハードル高いですものね? 年上の女性とかいいかもしれないですね。何もかも悟りきった人とか、手も握ることのない交際なんて、ステキじゃないでしょうか? あれ? 奥様、何を笑ってらっしゃるんですか? お相手は瀬戸内寂聴先生じゃありませんよ。

 

さて、今日は簡単で美味しいフランス料理を一緒に作りましょう。ノルマンディ風ポークステーキです。

 

材料2人分:豚のフィレ肉300g、りんご1と1/2個、生クリーム100g、バター20g、オリーブオイル少々、シードル100cc、片栗粉小さじ1/2、塩・こしょう適量。シードルはりんご酒です。日本のメーカーからも出ていますので、どこでも買えます。

 

2~3㎝程度、厚めにカットした豚フィレ肉をフライパンにバターを溶かし、少しオリーブオイルも加え、中火でじっくりと焼きます(火を入れすぎると硬くなるので注意です)。両面に塩・こしょうしながら、5~6分くらいでしょうか。こんがり美味しい焼き色がつくようにひっくり返し炒めたら、お皿に取り出しておきます。続いて、そのフライパンをそのまま使いまして、皮をむき6等分したりんごを10分ほど炒め、こんがり火が通ったらやはり取り出し、お肉の横に。さて、ボウルに生クリームを入れ、片栗粉とお塩をひとつまみ、泡だて器でかき混ぜます。固まってきたら、先のフライパンに入れ混ぜます。弱火です。そしてここで、シードルの登場です。どばどばっと入れて、さらに混ぜます。数分で濃厚なシードルクリームソースが出来上がりますよ。お皿にお肉とりんごを並べ、上からこのシードルソースをかけたら、はい、完成!!!

 

これは美味しい幸せの味です。ノルマンディ地方の寒い場所で食べるとっても心あたたまるお母さんの味です。フランスのマモンたちの定番料理、ぜひ、日本のママさんたちも真似してみてください。一家の幸せはキッチンからです!!

 

ボナペティ!

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