1年で最もスイーツがおいしく感じてしまう冬がやってきた。

 

近頃よく見かける「アイシングクッキー」をご存知だろうか?
砂糖で作られたカラフルな「アイシング」によって、クッキーにお絵かきをするというもの。
初心者にも作れるという噂を聞いて
不器用うさこもアイシングクッキーづくりをチャレンジすることに…!

 

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人間は、広い世界のほんの一部で生きている。
全てを知ることはできない。
世界のどこかには、自分の知らない何かを熱狂的に愛してる人がいる。研究する人がいる。
そんな人が集まると、小さなブームになる。
誰かの世界を、少しだけ覗いてみちゃおう。
それが「うさこの覗いた世界」なのだ…!

 

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12月も半ばになり、街は完全なるクリスマスムードに染まった。
お店や商店街、スーパーでさえ陽気なクリスマスソングが流れ、
あちこちでイルミネーションが光る。
年末までなんとなく浮足立つシーズンだ。
しかし、みんながみんな楽しいわけじゃない。
年末に忙殺される仕事人もいれば、クリスマスとは無縁のロンリーウルフもいる。

 

わたしも騒がしいクリスマスは好きじゃないけれど、
かといって何もしないのももったいない。
なんとなくイベントや野菜・果物の旬などの「季節の事柄」は享受するべきだと思っている。
そうして今がいつなのかを実感することが、一年を彩ることに繋がるから。

 

というわけで楽しいクリスマスを過ごすため、
「アイシングクッキー」つくりに至ったのである。
砂糖と着色料を混ぜてクッキーにペイントするアイシングクッキー、
もちろんクリスマスにもピッタリ。
サンタさんやクリスマスツリー、靴下やお星さま…と事欠かない題材で
食卓はあっという間ににぎやかになる。

 

市販のクッキーをアイシングでかわいくすれば大幅ショートカットになるが、
砂糖が主原料であるため甘くなりすぎてしまうことから
クッキーつくりから始めることにした。

 

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材料はクッキーを作るための小麦粉、砂糖、バター。クッキーの型。
食品だけを使用した健康的な着色料(ピンク、黒)にアイシング用の砂糖。
「クリスマスなんだから緑色も必要だ」と思って急いで買い足した100円ショップのアイシング。
クッキーが失敗した時用の市販のクッキー。
そしてクリスマス感を演出しきれなかった時用のクリスマスツリーだ。

 

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保険に保険を重ねた過剰なまでのクリスマス仕様で、失敗も怖くない!

 

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今回は知り合いのオシャレキッチンをお借りした。

 

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袋に小麦粉と砂糖、バターを入れて混ぜ合わせて伸ばし型で抜いて焼くだけという
史上最強の簡単レシピでクッキーを作っていく。
お砂糖は通常の半分量だけの、ビターなお味。

 

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今まで手で丸めて形作るクッキーしか作ったことがなかったので、
型で抜くとそれだけでかわいくて意外に楽しめる。
わたしが作りたかったうさことツリーの型は用意できなかったので、
バターナイフを駆使しくりぬくことに。

 

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途端に湧き出る職人感。

 

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思ったよりちゃんと出来たものだから、満足して思わずアイシングを忘れてしまいそう。
…もちろんそんなわけにはいかない。
わたしには喜ばれるクリスマスクッキーを作るという使命がある!
焼きあがったクッキーとたくさんのお皿を用意した。

 

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多くの色を使う場合、それに応じたお皿の数が必要になるからだ。
100円ショップのアイシングは、水を入れると白い粉が色づく面白い仕組みだった。

 

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クリスマスといえば緑!
まずは水を少な目にして、クッキングシートでコルネ(絞り袋のオシャレな言い方)を作って粘土の強いアイシングで塗りたい範囲を縁取っていく。

 

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あっという間にツリー感が出た。もう立派なクリスマスだね。
水を足したゆるめのアイシングで中を埋めていく。
他の色も同様だ。
100円ショップの水を入れればいいのとは違って、
アイシング用砂糖を溶かして着色料を混ぜるタイプはさらに難易度が上がる。
「着色料は少しずつ入れろ」という上(ネット)からの指令に従って、
繊細に水を足したり着色料を入れたり混ぜ合わせたりした。
予想以上に乾燥するスピードが速く、小さなコルネを大量生産しなきゃいけない。
クリスマスソングメドレーをかけてテンションあげながら作業し始めたものの、

 

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全部出来たころには疲れ果てたわたしがソファに打ちあがっていた。
「アイシングクッキーは簡単」とか「アイシングクッキー作るのが趣味」とか言ってる人は大体神だということが分かる。
もしホームパーティーに持ってきてくれる人がいたらその素晴らしい技能の持ち主を崇めたほうがいい。

 

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なんとかできたアイシングクッキー。
不器用でも、できないことはない!
黄色、緑、白、ピンク、黒の5色だけでも
こんなにカラフルでかわいくなる。
味もクッキーのビターさと砂糖の甘さがあいまって絶妙。やっぱりオール自作は違う。

 

楽しく、かわいく、おいしく。
誰でも作れる人を幸せにするスイーツで、
素敵なクリスマスを過ごそう。

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