長崎県に生まれ、看板店、ちり紙交換、ダスキン配達などの職業を経て33歳で漫画家になった蛭子能収(67)。これまで人から相談を受けたことは皆無だったという彼が、本誌読者からの相談に答える!

 

【Q】「気楽なシングルライフを過ごしていますが、孤独死のニュースをみると、自分もそうなるのかなと不安になってしまいます。孤独死や死について蛭子さんはどう思いますか?」(掘りこたつ子さん・48・会社員・兵庫県)

 

【A】「人生の目的は死なないこと」(蛭子能収)

 

孤独かどうかって、他人が考えただけのことだと思うんですよね。だって、死んだら、寂しいとか考えることもできないわけだし。それよりも好きな人を探したり、やり遂げていないことに取り組んだり、今を一生懸命生きていたほうがいいですよ。

 

オレも、子どものころに、死ぬことを考えてゾッとしたことがあるんですよ。それから、死なないことが人生の目的に。人に嫌われないように生きるのも殺されないため。危ない場所に近づかないこともそう。

 

でも、もっとも危険なのは風呂場。旅番組のロケで、露天風呂に入るときに、滑って転んで、頭を打ったことがあるんです。「あ〜オレは死んだ」と思いましたが、運よく、下がプラスチックだったので平気でした。それ以来、風呂場では、足をしっかり床につけて歩いています。みなさんもぜひそう歩いてくださいよ。

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