毎月4回お届けするこどもみらい探求社からのレポート。
その内2回は、「70㎝の目線」。
こどもたちにひとつの“ありふれたモノ”を渡していき、創造される「あそび」をお送りします!
残りの2回は、「保育士起業家 まい&めぐの社会実験“こども×??”」
こどもたちの明るい未来のために、様々な分野とコラボレーションをしたレポートをご紹介。
今回は「70cmの目線」、出会ったモノは、「スポンジ」です!
◯ 今日のこども ◯
きょんちゃん(3歳6ヶ月)
好きなもの: 歌、絵本、ワンピースのお洋服
【観察を終えて…】
今回は、0.1.2歳の親子で通う9回シリーズの習い事 ”おやこ保育園”から。この日は、3歳のきょんちゃんが、妹さんと一緒に遊びに来てくれました。
初めて出会う、マルが3つ繋がった不思議なスポンジ…。
きょんちゃんは、まずこのスポンジを全て集めて、タワーのように高く積み始めました。しかし、途中で倒れてしまいます。 しばらく考えたきょんちゃん。スポンジを2つずつ重ねていき、両端に土台を作り、その上にスポンジをのせていきました。
そして、近くにあったカラーセロファンと洗濯バサミを仕上げに使って、作品を完成させました!
きょんちゃんは、満足そうな笑顔を見せた後、違う遊びへと向かっていったのでした。
スポンジを全て集めて積み上げているとき、倒れそうになりましたが、あえて大人たちが口や手を出さずに見守った先に、自分で考え組み立てていく姿がありました。
思うようにいかない時こそ、 自分の頭で考えて、しっかり向き合う。 そうすると、成し遂げた時の満足感は、とても大きなものになるのです。 誰かにお願いすることは簡単ですが、こんな風に、しっかり自分で向き合う経験は、今後の壁を乗り越える力となります。 遊びを通して、大切な力を育むチャンスを、ぜひ見守ってあげてくださいね!
さて、あなたのお子さんに【スポンジ】を渡したら、どんな反応をみせてくれるでしょうか?
次回の素材も、普段なにげなく使っている生活用品。おたのしみに!