【今週の悩めるマダム】

 

結婚26年、もう5年以上夫とセックスレスです。月に1度のデートと年に1度の海外旅行が習慣で、世間的にはおしどり夫婦。しかし私が子宮筋腫や更年期障害で苦しんでいた最中に夫の不倫が発覚し、それ以来夜の関係がなくなりました。友人にも相談できず辛い日々です。もう女としての人生は諦めるべきでしょうか?(東京都在住・50代主婦)

 

私の周りでも、40代以上の女性は皆さんこの悩みを大なり小なり抱えています。まず、「夫とセックスレス」という書き出しの“独り歩き感”が奥様を苦しめているように思えてなりません。セックスレスといいますが、そもそもセックスというのは2人でする行為。なので、どちらか一方だけの問題でもないわけです。

 

セックスというのは子孫繁栄のための行為である前に私は愛を深めるための行為だと信じております。内容や方法などに関してはそれぞれご夫婦の形があると思うので口を挟むことは控えますが、セックスレスという言葉がどちらか一方を批判するために独り歩きすることがまず大変危険です。

 

なぜ、ご主人がセックスレスなのか、ここを考えてみてください。ご主人だけの責任でしょうか? 生きていればいろいろなことが降りかかりますから、そういうものが重層的に男を追い込み、苦しめているのかもしれません。男って意外と弱いんです。自信をなくせば機能しなくなるのもよくある話でして……。

 

それから奥様の「もう女としての人生は諦めるべきでしょうか?」という最後の一言ですが、これはいけません。そんなに弱気でどうするんですか? セックスさせましょうよ。その気にさせたらいいじゃないですか? 奥様の魅力と愛の力でご夫婦の素晴らしい関係を取り戻してください。

 

10年ほど前、私の親友のご夫婦が離婚の危機に見舞われました。同じような感じ、つまりセックスレスになったのですけど、結局、2人は別れなかったのですよ。奥さんにある日、「どうやったの?」と尋ねてみたんです。そしたら彼女が微笑みながら「辻さん、あのね、うまくやるのよ」と言ったのです。私は思わずにんまり。彼女は夫をその気にさせることに大成功したのです。

 

さあ、どんな方法を使ったのでしょう? ぼくが思うに、彼女はご夫婦にしかわからない“ツボ”を見事におさえたのでしょう。今、2人の夫婦仲はいい感じです。この「うまくやるのよ」というのはカップルがお互い持っていて損のない言葉かもしれません。

 

誰にでもどこにでも危機が訪れます。関係が壊れた後で後悔するより、繋ぎとめるための努力という表現は違うと思いますが、愛の軌道修正は必要じゃないかと思うのです。セックスレスというのはどちらにも何㌫か責任があるわけで、そこを愛と根気と信頼で回復していくしかないのでしょう。

 

人生は長いですからね、5年のセックスレスは辛かったでしょうが、悲観的になって投げ出すほどの時間ではないはず。5年前は欲望があったのですから、その時代に2人で戻ったらいいんですよ。お互いが寄り添いあってもう一度燃えることが出来たら素晴らしい。そのきっかけをどちらかが作らないとならないのかもしれません。うまくやってみてください。愛があればきっと大丈夫ですよ。

 

【JINSEIの格言】

 

5年のセックスレスは辛かったでしょうが、悲観的になって投げ出すほどの時間ではないはず。5年前にはお互い欲望があったのですから、その時代に2人で戻ったらいいんですよ。

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

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