怒ると叱るは別物!褒めて伸ばす教育法(JINSEIのスパイス!第20回)

【今週の悩めるマダム】

 

夫が中学2年生の娘に厳しすぎることに頭を抱えています。態度や品行にいちいち文句をつけるというか、それを通り越して怒鳴りつける毎日。娘は怒られまいと頑張っていますが、ちょっと異常ではないかと思うんです。さすがに手を出すことはありませんが、DVに発展してしまわないか心配です。(埼玉県在住・40代主婦)

 

奥様、これは根本のところでまったく認められない子育ての仕方だと思います。まず僕が言いたいいのは、怒ると叱るって全然違うということです。いいですか、怒鳴りつけるということは、ご主人が自分の感情を制御できないまま、しかも親の立場を笠に着て、力任せに上から抑えつけているという行動です。それに対して叱るというのは、今は間違えている娘さんを大人の力で指導し、今までとは違う良い方向へと向かわせるためのやや厳しい助言と考えてください。叱りつけると怒鳴りつけるって似ているようで実は違うんですよ。

 

ご主人のやっていることはどちらかというと前者に近いですね。そこから体罰と称する暴力が始まってもおかしくないと思います。奥様がおっしゃるとおり、DVに発展しないように用心する必要があります。ご主人は自分が怒ったことで娘さんが品行方正になったと思うかもしれません。けれども、これは物理的な力で支配したに過ぎず、本質は正せていません。そればかりか、歪んで押し込めているので、この負のマグマが娘さんの中で爆発する可能性がある。つまり、グレる可能性です。今は娘さんがご主人の力の支配に耐えるだけの我慢力があるからいいわけですが、その分だけ彼女のメンタルは壊れていることを早く気付いてあげてほしい。娘さんがお母さんになった時、父親の行動を真似するようになると大変なことになります。

 

うちの場合、息子のことをたまには叱りますが、僕が一方的に怒ることはありません。息子が物心ついたころから、僕は彼を褒め続けています。いいところをどんどん伸ばすやり方です。たとえば算数のテストが悪い時に、点数の良い英語やフランス語を褒め続けるんです。お前はダメな奴だ、と言ったことはありません。人間は否定されると、人格が崩壊しそうになりませんか? 自分が嫌なことは息子にもしない、というのが僕の基本姿勢です。もしかしたら、ご主人は若いころ会社で怒鳴られ続けてきたのかもしれませんね。でも、もうそういう時代じゃありません。殴られてわかるのは痛みだけでしょう。そしてその痛みは怨みを連れてきます。

 

まずは奥様が娘さんに“褒めて伸ばす教育法”を取り入れられてはいかがでしょう? ご主人とは僕のアドバイスをもとに話し合いをされてみてはどうでしょうか? 褒めると子どもは伸びます。でも、人間ですからうぬぼれることもあるし、まだ幼い子どもなら間違えてとんでもないことをしでかす時もあります。そういう時は怒るのではなくちゃんと叱ってあげましょうね。「ママの目を見て、それはよくないことよ」と彼女が気付くまでじっと見つめてあげてください。彼女が自分で理解できるようになった時、本当の意味での成長が始まります。

 

 

【JINSEIの格言】

 

うちの場合、息子のことをたまには叱りますが、僕が一方的に怒ることはありません。息子が物心ついたころから、僕は彼を褒め続けています。褒めるほど、子どもは伸びていきます。

 

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