保護者会での賢い立ち回り方を伝授(JINSEIのスパイス!第25回)

【今週の悩めるマダム】

私は独身OL時代から「人に任せるより自分でやったほうが早い!」と考えるタイプ。いまは保護者会の役員をしているのですが、仕事量がどんどん増えて1人ではこなせなくなってきました。とはいえ、人に甘えることもできずにすべてを抱え込んで悩んでいます。(東京都在住・40代主婦)

 

人間には限界がありますから、できるからといって何もかも自分でやっていたら身が持ちません。できるんだからあの人に任せちゃおう、という空気を生んでしまい、しかも実際できてしまうから、結果、次々に仕事が増えていくのは当然かもしれません。

 

まず、「人に任せるより自分でやったほうが早い」という考え方をやめてみてください。実は僕も「自分でやったほうが早い」派でした。しかし、その結果、雑務ばかりが増えて集中すべきことに集中できなくなってしまい、袋小路から抜け出せなくなったことが何度かあります。本末転倒だと思ったので、早ければいいという考え方を捨てることから始めました。世界が変わりますよ。早くやる必要はない、とまず自分に言い聞かせることも大事です。「この人たちには任せられない。ちんたら遅いのが我慢ならない」という“思い上がり”も捨ててください。世の中にはみんなで取り組むからこそいい結果を生むことがたくさんあります。

 

もし、分業した相手がなかなかできなくて困っているのならそっと助けてあげたらいいんです。学校の先生になったつもりで周囲と向き合ってください。いい教師というのはすべての子どもたちを平等に導ける人です。できる子もできない子もいます。でも、それらすべてを集めてクラスが成り立っています。いい教師が担任だとみんなの成績も上がりますし、チームワークが整うので活気も出ますよね。できない子をじっと見守ることで、できる子たちは力を合わせることを知ります。そうやって全体が向上していく時に生まれるものは「成果」や「結果」ではなく「友情」なんです。奥様が所属する保護者会が一丸となって物事に取り組むためには、きっと奥様が1人で物事をバリバリと仕切ってやり切ろうとすることじゃなく、みんなでわいわい楽しくそれなりの力を出し合って前進することじゃないでしょうか? 学校でも会社でも保護者会でも社会でもあらゆるところにこの法則があてはまると思います。

 

映画の中のスーパーマンだって、いつも最初は苦戦するじゃないですか? でも、人々の応援や愛する人の力を借りて、結集して、最後は勝利する。つまり、スーパーマン1人の力じゃないんです。周囲の人の支えがあるからこそ、スーパーマンは最強なんです。奥様がその仕事を分配してみんなで1つの目的に向かった時、奥様が所属する保護者会は世界最強の保護者会になるのではないでしょうか。そして、奥様はみんなに一目置かれることになるでしょう。いいえ、一目置かれなくとも、ちょっと楽になり、みんなといることが楽しくなるはずです。みんなと一緒に社会を作ろうという心がけは人間的な広がりを自分自身に持ち込みます。これは家族にもいえることです。僕も周りのスタッフや家族をもっと信頼したいと思います。

 

【JINSEIの格言】

スーパーマンだって、1人では何もできないんです。奥様が仕事を分配してみんなで1つの目的に向かった時、その保護者会は、きっと世界最強になれるのではないでしょうか。

 

この連載では辻さんが恋愛から家事・育児、夫への愚痴まで、みなさんの日ごろの悩みにお答えします! お悩みは、メール(jinseinospice@gmail.com)、Twitter(女性自身連載「JINSEIのスパイス!」お悩み募集係【公式】@jinseinospice)、またはお便り(〒112-0811 東京都文京区音羽1-16-6「女性自身」編集部宛)にて絶賛募集中。 ※性別と年齢を明記のうえ、お送りください。

 

以前の連載「ムスコ飯」はこちらで写真付きレシピを毎週火曜日に更新中!

関連タグ: