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話題のスポットやエンタメに本誌記者が“おでかけ”し、その魅力を紹介するこの企画。AIがちまたにあふれ、より身近になってきている現在。その勢いは、未来はAIに乗っ取られてしまうのか? とまで噂されるほど。そんななか、メディアアーティストの落合陽一氏が総合監修をして話題となっている日本科学未来館の常設展示「計算機と自然、計算機の自然」を体験してきました。

 

■「計算機と自然、計算機の自然」日本科学未来館3F(東京都江東区青海2-3-6)常設展「未来をつくる」ゾーンにて展示

 

メイン展示の「計算機と自然」は計算機=コンピューターと自然の融合を表現した作品。鹿威しに水をやったり落ち葉を拾ったりするのはロボットアーム。樹木のそばでヒラヒラと舞うのは人工のチョウたち。自然とコンピューターがなんの違和感もなく共存するアートになっています。ロボットが自然に見えるのか、樹木が人工的に見えるのか……。

 

ほかには、武田信玄や紀貫之など歴史上の人物の浮世絵たちがしゃべりだしたり、AIによって作り出されたとは思えないほどリアルな人物や猫の画像が代わる代わる現れたり。そんな作品たちに触れるうちに、計算機によって翻弄されている自分に気がつきます。

 

「人類は『経験』と「法則」を繰り返す」のコーナーでは、移動手段が、自分の足で歩いていた人間たちが今は自動車を使い、未来は人が思い描いただけでその場に行ける時代がくるのでは……と導いているのですが、本当にそんな未来がくるんだろうな、とワクワクしてしまいました。

 

この不思議な世界観はくせになりそうです!

 

「女性自身」2020年1月28日号 掲載

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