働きたいけど仕事に出るには難しい……。そんな主婦のお悩みを解消するのが、自宅で好きなときにできる「内職」。昔ながらの手作業系内職を続けている城田霧世さん(29)は、6歳、4歳、2歳の3人のママ。

 

「外で働こうにも、子供を保育園に預けるおカネや、送り迎えの時間を考えると、メリットがないんです。夫に『内職でもすれば?』と勧められたことがきっかけで始めました。最初は、子供の習い事や自分の小遣いに……と思っていましたが、結局、生活費になっちゃいますね(笑)」(城田さん)

 

城田さんの住む神奈川県南足柄市周辺には、「内職市場」という紹介所が2カ所ある。また、ハローワークでも内職を紹介している。企業の工場も多く、内職の求人ポスターが道に張られていることも。

 

「たばこのおまけのライターをケースに入れる仕事は、月に5万円稼げました。割がよかったですよ! でも4日で6千個をケース詰めして、車で納入しに行くのですが、そのついでにまた新しい仕事をもらって帰ってくるので、ずっとやり続ける羽目に……」(同前)

 

自ら在宅ワークを“起業”した女性もいる。埼玉県在住の朝倉ゆかりさん(45)は、’07年に電話相談を受ける団体を、ママ友4人で始めた。現在、電話相談を担当するスタッフは全国で25人。40〜50代の女性がメインで働いている。

 

「予約制で、スタッフが電話を受けるときは本部から事前に日時確認があります。急な電話に対応しなければならないわけではありません。スタッフは8時から25時の間で希望のシフトを提出していますが、そのシフト時間内で都合が悪ければ断ってもOK。ただ、給料は完全歩合制です。10分140円(時給に換算すると840円)でスタートし、300時間を超えるごとに、10分当たり10円アップします」(朝倉さん)

 

朝倉さんは現在、時給千500円。1日4〜6時間の実働で、月に20万円弱は稼げるという。なかには、働き始めて半年で月10万円近く稼ぐ方もいるとのこと。

 

また、内職に出合ったことがきっかけで、新たな夢を持った人もいる。「Happy Lilac」の名でアクセサリーのデザイナーとして活動するMIHOKOさん(48)は、近所の友人からの紹介でコサージュを作る内職をしていた。

 

「近所の工房から花びらのパーツを預かり、それを組み合わせてコサージュを作るんです。はなの種類や大きさ、キラキラしたグリッタースプレーをかけるなどの手間にもよりますが、月に300〜500個を作って収入は3万円ほど。1日80個作ったこともあります」(MIHOKOさん)

 

おカネを払ってアートフラワーの教室に習いに行くのではなく、おカネをもらいながらアートフラワーを習える……。なんてありがたい、と彼女は思ったそう。そして、この内職経験で花の造形に興味を持った彼女は、ジュエリーを自分自身の手で、一から作りたいと思うようになった。

 

「’13年10月からジュエリーを製作する教室に通い始めました。翌月には講師の先生に『作家デビューしましょう』と声をかけていただき、百貨店に自分の作品を出品。自宅で作品を製作していると、楽しくて夢中になり、深夜になってしまうこともあります。今後は腕を上げて、お客さまに愛されるジュエリーを作っていきたいです」(同前)

 

副業の域を超えた、内職への情熱。あなたも始めたら、何かが変わるかもしれない!

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