「専業主婦でやっていける家庭は少なくなっています。昔とは違うんです。このことに、男性側がどうやら無理らしいというのに気がつき始めている。首都圏の恵まれた家庭を出ているアッパーミドルの人たちだけが気がついていない」

 

そう語るのは、男女の社会的性差や差別を扱うジェンダー研究の専門家で東京大学教授の瀬地山角さん(50)。これからの若い世代は、女性が働かなければ生活できない。そして女性が働くなら、家事育児はシェアしなければ、女性がパンクしてしまうという。そこで重要になってくるのが「男女平等」だ。

 

「パートナーとしてやっていくのだから、優先順位をどこに置くのか最初に話し合うべき。可能であれば結婚前に同棲して、どの程度、家事ができるかをチェックするお試し期間があったほうがいい」(瀬地山さん)

 

男女平等は、もはや「理想」ではない。男女平等は、働く女性にかぎらず、あらゆる立場の人にとって幸せな社会への近道なのだ。そこで、夫や彼&息子を、家事・育児をシェアする「平等男子」にするための5ステップを紹介。

 

【1】「家事は手伝うものではない」ということを理解させる

家事は誰もが生きるために必要であり、協力し合って行うもの。ちなみに、ゴミ出しはゴミが移動しただけで、家事ではない。まず、家事というものの認識を改めるべし。

 

【2】皿洗いをさせる

もっとも基本的、かつ簡単な家事で、最初のステップに最適。時間がない、または面倒ならば食洗機を買っても。

 

【3】土日のランチを作らせる

ふだん料理をしないのであれば、かんたんにできる休日のランチから。料理はやり始めるとハマる男子多し。最初のうちは徹底的に褒めること。

 

【4】子どもを置いて旅行

夫を留守番にしてできれば2泊3日、短くても1泊2日の旅行へ。これでひととおりの家事を経験させる。

 

【5】平日の夕食を作らせる

ここが最終ゴール。平日の夕食は、仕事を切り上げなければ作れない。ここまでくれば、家庭のために自分の予定を調整することの必要性を理解できる平等男子!

 

「時代はどんどん変わってきています。女性の管理職、特に子どものいる女性の管理職がどんどん増えてきたら、そのときには日本も平等社会になったといえるのではないでしょうか」(瀬地山さん)

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