「生涯独身の方や離婚経験者が増え、代々からのお墓を継承する子孫がいないケースが増加しています。また、たとえ子供がいてもお墓の面倒をかけたくないという人も多いですね。それらの不安を生きているうちに解消できる『墓活』が活発化しています」

 

そう話すのは終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さん。最近ではお墓ツアーも大人気で、キャンセル待ちも当たり前だとか。特に注目を集めているのが、墓石を必要とせず、遺骨を自然に還す「自然葬」。なかでも、ここ数年でもっとも人気が上がったのが「樹木葬」だ。

 

樹木葬は永代供養なので後継者の心配がなく、何より自然に還りたいという希望がかなう。同じ自然葬の散骨と違う点は、墓地と認められている土地に埋葬する必要があること。そこら辺の木の下に勝手に埋めてはダメなのだ。

 

一般的な樹木葬の場合、骨壺から遺骨を出し、“さらし袋”に入れる。または時間の経過とともに溶ける骨壺を使用するので、まさに「自然と一体」になれる。なかには、溶けない骨壺を使用して埋葬できるところもあるので、遺骨を残したいか土へ還したいか事前に決めておこう。

 

また、樹木葬の場合、ほかの墓地から樹木葬への改葬はできても、一度、樹木葬をすると、その後の改葬をすることはほぼ不可能(土に還す埋葬のため)。そのため、樹木葬を考えている場合は、家族としっかり話し合いを。