「生涯独身の方や離婚経験者が増え、代々からのお墓を継承する子孫がいないケースが増加しています。また、たとえ子供がいてもお墓の面倒をかけたくないという人も多いですね。それらの不安を生きているうちに解消できる『墓活』が活発化しています」

 

そう話すのは終活カウンセラー協会代表理事の武藤頼胡さん。最近ではお墓ツアーも大人気で、キャンセル待ちも当たり前だとか。そんな中、密かに話題になっているのが「共同墓」。墓碑の下の納骨スペースに共同で骨壺や遺骨を納めるため、子孫に頼らずにすむと人気だそう。

 

共同墓の会員は他人ながら同じお墓に入ることから、生前から親交を深める「墓友」になる人も多いという。そこで今回、「浄縁墓」の墓友3人に、共同墓を選んだ理由から語っていただいた。

 

鈴木さん(66)「私は一人っ子で独身なので、両親のお墓のために共同墓を選んだんです。それで、自分自身も契約することに。将来は、親子3人でお世話になります」

 

長岡さん(69)「私は、子供が2人いるのですが、子供たちにお墓を託しても管理費などがかかりますし、自分の代で整理しようと思いました。両親と兄の遺骨もこの浄縁墓に移動しました」

 

前田さん(67)「私は夫と、『自分たちのことは自分たちで解決したほうが、子供に迷惑をかけなくていいよね』なんて話をしているときに、共同墓のことを知って、浄縁墓にお願いすることにしました」

 

前田さん「ここ(浄縁墓)はいつも誰かしらがお参りに来ているので、にぎやかで、ひとりじゃないと思えますよね」

 

長岡さん「私も未練たらしく『私はここにいるわよ』って言いたいほうだから、墓石の立派な共同墓は私に合っているなと思いました(笑)」

 

鈴木さん「墓友といえども、まったく、違う人生を送ってきた人の集まりで、生活も内容も違いますよね。それが突然、出会って、親しくなって。これも縁ですね」

 

前田さん「いずれは一緒のお墓に入るんですものね」

 

鈴木さん「お墓があり、そのことで誰にも迷惑をかけずにすむと思うと安心です。墓友のみなさんとは今後、ゆっくりと仲を深めていきたいです。よろしくお願いしますね」

 

長岡さん「こちらこそ」

 

前田さん「末永いお付き合いですものね(笑)」