秋冬服から春夏服に移るこのシーズンは、洋服の選別や機能的な収納に整える絶好の季節。そこで来シーズンを考えつつ、秋冬服を正しくしまうポイントを、収納のプロ、1級建築士で収納コーディネーターのすはらひろこさんに教えてもらった。

 

《「つるす服」「たたむ服」に分ける》

つるす服は型崩れさせたくない洋服が基本。また、たたんでしまう衣類は、下着、パジャマ、Tシャツ、ニット、カットソー、シャツ・ブラウス、ジーンズやコットンパンツ、シンプルでカジュアルなスカート・ワンピース、ダウンなど、シワになりにくいアイテム。

 

《クローゼットにつるせる洋服数の割り出し方》

クローゼットでハンガー掛けできるパイプの長さを測り、何着くらいの服がつるせるのか概算しよう。実際は、概算のハンガー数をはるかに超えた服をつるしていることが多いもの。パイプの長さを1枚3cmで割り算する。また、冬物は5cmで割り算を。90cm幅のパイプなら冬物以外の洋服で30着ということになる。

 

《たたむ服は下段かタンスの引き出しに》

秋冬物でたたんでしまう洋服は、クローゼットの下段のケースに入れるか、それで収まらないなら衣装ケースに入れて押入れに収納。納戸がある場合はそちらで管理するのがいい。また、あまり使用していない部屋があるなら、スペースを仕切って、洋服の収納ができる小さな納戸を作るという方法もあり。

 

《しまうときには「チーム分け」を》

収納を考えるとき、チーム分けをしておくと便利。たとえば、「真冬の厚手服チーム」と「オールシーズン使える定番チーム」、「真夏の薄手服チーム」の3つに分ける。ここに「秋冬の薄手服チーム」を加えても。また、もう1つの考え方として「セーター」「冬物レギンス」「コート」などのように季節物アイテム別に分けても。

 

「衣替えといっても厚手のニットからいきなりノースリーブになることはなく、外気温の変化に合わせて着る服は少しずつ変わるもの。それを想定し、シーズンオフの服をしまうときは、服の素材(厚手と薄手)や色別(春の色と秋の色)にグルーピングしておきましょう」(すはらさん)

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