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「日本一のおんせん県おおいた」は、温泉で遊べる遊園地「別府市・湯〜園地計画」やシンクロならぬ「シンフロ」などの面白PR動画が話題。

 

そんな大分県で昔から愛用されている家庭薬が「血ノ池軟膏」。おどろおどろしい真っ赤な見た目に、他県民としては触れるのをためらう……のも無理はない。なにせこれ“地獄生まれ”。産地は1300年以上前から存在する別府市の「血の池地獄」。

 

ここ、一言で言えば「赤い熱泥の池」。火山帯地下の高温高圧で生じた殺菌成分を含んだ赤い熱泥が地層から噴出、堆積して池一面が赤く染まる。深さ30メートル以上、温度は78度。明治時代から熱泥の皮膚症状への活用の記録が残り、第二次世界大戦時には傷兵が薬の代わりに泥を取りにきていたそう。「だまされたち思うち、効くけん使うちみて!」。

 

「今日アメリカ日帰り〜」の一言は、実はどじょう養殖日本一を誇る、県内宇佐市に出かけた日の大分県民の鉄板ネタ(笑)。宇佐=USAというわけで、地元市民による、その名称を思いっ切り楽しむちゃめっ気たっぷりな地域作りが盛ん。

 

「国道沿いの「WELCOME TO USA」の看板や駅名標、はては山の上まで、さまざまな場所でアメリカンな看板が設置され、SNSでも盛り上がる。「USAへいっぺん来ちみて〜」。

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