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「私の故郷・島根県のお弁当が“おかずの品数日本一”ですか!母が作るお弁当も、7品くらい入っていましたし、これくらいが当たり前と思っていました(笑)」

 

こう話すのは、島根県出身で料理研究家の園山真希絵さん(39)。冷凍食品製造・販売の大手「ニチレイフーズ」が4月に「47都道府県のお弁当事情に関する調査」を発表。20代から60代の男女およそ3万人にお弁当作りについてのアンケート調査を行ったところ、日本人のおよそ「4人に1人」が平日は、ほぼ毎日お弁当を作っているという。

 

園山さんが冒頭のように驚いていたのは、その調査によってわかった、お弁当のおかずの品数全国トップは中国地方の島根県だったという結果。「5.8品」という平均値となった。ニチレイフーズの広報担当・渡辺千春さんに、今回の調査結果について話を聞いた。

 

「今回初めて行ったこの調査の主な目的は、お弁当作りにおいて、都道府県別にどのような違いがあるのかデータを収集することでした。冷凍食品もお弁当に重宝されている時代ですからね。“食”は地域に根ざしているもの。つまりお弁当は、地域の食文化が集約されているといえるんです」

 

ふだん、お弁当に入れるおかずの品数は、全国平均では「4.5品」。島根県に続いて、2位は山形県の「5.7品」、3位が富山県の「5.5品」と、いずれも日本海側に位置する県がトップ3を占めた。

 

反対に、おかずの品数がいちばん少ないのは、平均3.8品という群馬県。続いて、千葉県、沖縄県という結果になった。関東圏は、比較的“シンプル”にお弁当を作る傾向があるようだ。

 

ゴージャス全国一が島根県なら、日本一のお弁当作りに積極的な“お弁当大好き”県1位は、新潟県という結果が出た。続いて、2位は岩手県、3位は秋田県という結果に。

 

「『平日ほぼ毎日お弁当を作る』人の割合が『32.7%』。“お弁当好き”な県は、いわゆる“米どころ”といわれている地域が上位にランクインしているのが特徴ですね」(渡辺さん)

 

お弁当を作る頻度が低いのは埼玉県、東京都、神奈川県と、関東に集中。埼玉県は、平日にほぼ毎日お弁当を作る人が18%しかいないという。お弁当に対してはやや“消極的”なようだが……。

 

「首都圏など都市部は、ランチのフードデリバリーサービスやお弁当の移動販売など、便利な最先端サービスが充実しています。『お弁当を持参する』以外のランチの選択肢が増えているため、作る割合がやや低く出ているのでしょう」(渡辺さん)