image

 

登山や旅行に出かけるとき“もしも”のケガには備えたい。でも、毎年の保険料は抑えたいから、年間契約の保険には入りたくない……。

 

最近、このようなニーズに応え、1日単位で加入できる「オンデマンド(需要に応じた)保険」が相次いで発売されている。ファイナンシャルプランナーの風呂内亜矢さんはこう説明する。

 

「一般的な損害保険は1年間に4,000〜5,000円の保険料がかかりますが、オンデマンド保険は、1日300〜500円程度ですむので、場合によってはかなりおトク。種類も豊富で、スポーツや日帰り旅行に対する備えだけでなく、コンサートのチケット代を補償してくれる保険まで登場しました」

 

電話やインターネット経由で契約できるなど、手続きもかんたん。ただ、おトクに使いたいなら注意も必要だ。

 

「すでに加入している医療保険やクレジットカードの付帯保険のサービスと、補償の内容がかぶる場合もあります。すでに入っている保険でカバーされない分を、オンデマンド保険で補うのが賢い使い方です」(風呂内さん)

 

では、オンデマンド保険をおトクに使えるのはどんなシーンなのか、風呂内さんに解説してもらった。

 

【国内旅行に行くとき】

 

旅行に行くときに日帰りでも加入できるのが「国内旅行保険」。海外旅行保険は多くのクレジットカードに付帯しているため、国内旅行に特化したオンデマンド保険が登場した。補償内容は、旅行中のケガに対して手術代や入院・通院費が出る。

 

「1日の保険料が100円プラスされるごとに、補償金額も高くなる仕組みです。各社とも金額に差があるので、加入する前にはチェックしておきましょう」(風呂内さん)

 

旅に関するユニークな保険も出ている。雨が降った時間に応じて旅費が返金される「お天気保険」だ。1泊2日以上に限られるが、雨が降ったら台無しのビーチリゾートや、遺跡見学などのツアーに参加するときに、加入を検討してみては。

 

【実家の車を運転するとき】

 

実家に帰省したとき、久々に父の車を使おうとしたら、「お前はダメだ!」と止められたというA子さん。

 

「自動車保険を安くするために、去年から運転者を父だけに限定していたんです。私が運転して事故を起こしたら保険が下りないと言われました」(A子さん)

 

こういう場合に便利なのが「1日自動車保険」。

 

「最近は保険料の見直しで、運転者を加入者本人に限定することが増えました。ほかの家族が運転して事故を起こしたら保険が下りないので、多額の修理費や賠償金を自腹で支払うことに。他人名義の車を運転する場合、コンビニやスマホからでも加入できる1日自動車保険を利用することをおススメします」(風呂内さん)