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天皇陛下の退位を実現する特例法が6月9日、参院本会議で可決・成立した。これにより天皇陛下は退位後、上皇となりご公務から退くことになる。

 

そんななか京都市の門川大作市長(66)は12日、陛下が上皇となられた際のお住まいや退位に関連する宮中行事を京都へ誘致できるか検討開始すると発表。この発言について、twitter上では疑問の声が上がっている。

 

門川市長は12日の定例記者会見で、陛下が上皇となった際の京都ご滞在について「客観的に調査し、できるだけ早く国に要望したい」と述べた。京都市は13年5月に公表した「双京構想」でも皇族の方々に京都へお住まいいただくことを要望しており、特例法成立のタイミングでかねてからの計画を改めて発表した格好だ。

 

twitter上では「これはよろしいなぁ~京都でゆっくり過ごしていただければ」といった賛成意見もあるが、少数派。「陛下も息子家族や孫も近くにいる皇居にいたほうが良い」「京都の気候は東京に慣れた陛下にはキツい」といった懸念のほうが目立った。

 

また「住む場所まで意のままにならないなんて皇族も大変」と、天皇陛下のお気持ちをおもんぱかる意見も。ジャーナリストの江川紹子(58)も自身のtwitterで「天皇を引退した後は、ご自身がお好きな所にお好きなだけ滞在し、お好きなこと(だけ)をやっていただきたいと思うんだけど…」と苦言を呈した。

 

さらには天皇と上皇のお住まいが東京と京都に分かれることに対し、「第二次南北朝時代の始まりか?」「南北朝時代の再来なのでは」といったツイートも。さまざまな懸念がある京都市長の提案。果たして実現の可能性はあるのだろうか。

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