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今月4日、関西地方を台風21号が襲い、さらに6日には、北海道胆振東部地震が起こった。立て続けに甚大な被害をもたらした2つ災害。一日も早く、被災した人たちが穏やかな生活に戻れることを願いながら、今、私たちができることにはどんなものがあるのだろう。経済ジャーナリストの荻原博子さんが解説――。

 

被災した方に直接、寄付を届ける「義援金」があります。日本赤十字社や地元新聞社などが受け付けています。

 

義援金は、被災状況に応じて公平に分配するため、支給が遅くなりがちですが、寄付したお金はすべて、被災した方に配られます。

 

最近では、たまったポイントを寄付することもできます。Tポイントや楽天スーパーポイントなどは、1ポイント1円として、1ポイント単位で寄付できます。また、多くのクレジットカードポイントも、ポイント交換と同様の手順で、寄付を選択できます。

 

寄付した方は、寄付金の受領書などを保管しておきましょう。確定申告などで、税金を減額できるものがあります。

 

日本赤十字社などへの寄付は、寄付金控除により、税金を減らせます。ポイントの寄付は税金を減らせませんが、折にふれ、小さな善意を送るのも大切だと思います。

 

寄付とともに、被災地の産品を買う、少し落ち着いたら被災地に出向くなどして、息の長い支援を続けていきたいものです。

経済ジャーナリスト

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