11年3月11日に東日本大震災が発生後、蓮舫議員は節電啓発大臣に任命された。互いの生活リズムを優先してきた夫妻だが、有事の際は一丸になったという。

 

同年5月、本誌は村田さんを取材。家族でアイデアを出し、節電に取り組んだエピソードを聞かせてくれた。

 

炊飯や湯沸かしはガスを使い、入浴も明るいうちに済ませて極力電気の使用を控えた一家。さらに、食事のルールにも変化があったという。

 

「ご飯は必ず家族一緒に食べるようにしています。そうすれば、ご飯を保温しなくてすみますし」

 

結果的に、一家の電気使用量は半分まで減ったという。

 

「人生観の違い」で離婚した夫妻だが、互いの立場を尊重するのは当時から一貫しているようだ。

 

村田さんは震災直後、目黒区議員に立候補。蓮舫議員が応援演説や選挙事務所に来ることはなかった。だが演説の仕方やホームページ運用などについて、アドバイスをしてくれたという。そして、村田さんはこう語ってくれた。

 

「カミさんは国の制度を作る立場、私は住民の立場から政策を自治体で実践したいと思っています」

 

前出の社会部記者は言う。

 

「村田さんは幅広く活動されていますが、専門はパブリックマネジメント。現在は将来の社会を担う学生の育成に力を入れています。『社会システムは自分が育てた学生が作るかもしれないし、妻が作るかもしれない』とも語っていました。別々の人生を歩むことになりましたが、志は一致しているのでしょう」

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