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9月10日の代表選で、新生・立憲民主党の新リーダーに選出された枝野幸男代表(56)。衆参合わせて150人の国会議員が所属する野党第一党を率いる新代表に、経済ジャーナリストの荻原博子さん(66)が直撃ーー!

 

枝野「はい、どうぞよろしくお願いします!(対談場所に小走りで現れながら)」

 

荻原「ご無沙汰しております。あれ? どこか印象が変わったような……?」

 

枝野「(満面の笑みで)やせたんですよね」

 

荻原「とくにおなかまわりがスッキリされましたね」

 

枝野「じつは、人間ドックで血糖値が高いと言われてしまって……。大好きな日本酒、そしてマッコリを控えて、焼酎やウイスキーなどの蒸留酒を飲むようにしたら、自然とやせたんです」

 

荻原「ちょうど枝野さんが党代表になった同じタイミングで、菅(義偉)さんが自民党の総裁になりました。驚いたのが、まだ何もしていないのに、菅内閣の発足時の支持率が史上3番目という人気の高さだったことです」

 

枝野「政治の世界にはご祝儀相場という言葉がありますし、7年8カ月も続いた安倍政権が終わり、国民のなかには変化を求めるニーズがあったのでしょうね」

 

荻原「菅さんとしては、人気があるうちに解散総選挙に持ち込んで、一気に票を取り込んでしまおうと考えてもおかしくないですね」

 

枝野「解散総選挙の可能性がもっとも高いのは今年12月だと考えています」

 

荻原「次の選挙に向けて、大切なことはどんなことでしょうか?」

 

枝野「やはりそれぞれの選挙区で活動している候補者が、人として信頼してもらうことがいちばんの近道です。難しいことを言っているけど、どこか信頼できそうだというような。さらに、メディアを通して、とにかく誠実に、私たちが何をしようとしているのか語り続けることしかありません」

 

荻原「枝野さんの話を聞いていると、とにかく誠実で、政治家として文句はありませんが、ひとつだけ気になるのが、言葉が硬くて難しいということです(笑)」

 

枝野「そうなんです。代表選のときもまわりのスタッフに言われました。『漢字を少なくして、平仮名で話せ』と。演説をするときに、一定の時間内に多くのことを話そうとすると、どうしても漢字が多い原稿になってしまうのです。最近の演説では平仮名のメモを用意しています」

 

荻原「そういえば髪形もこれまでと印象が変わったような……」

 

枝野「ここ10年近くは『適当に』と頼んで、これまで真ん中から分けていたんですが(と頭をポリポリ)。蓮舫さんに『こういう髪形にしたら』とアドバイスを受けて、オススメの美容院に行きました」

 

荻原「同じ党名と代表だと思いましたが、話を聞くと、いろいろな変化が見えました。国民として、政治の選択肢ができたことはとても大事なこと。責任重大ですが頑張ってください」

 

枝野「ありがとうございます」

 

「女性自身」2020年10月13日号 掲載

経済ジャーナリスト

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