「ボロ負けじゃん」菅首相“コロナ勝った証”発言に批判殺到
画像を見る 頑なに方針を固持しようとする菅首相の態度に、SNSでは批判が殺到している。

 

■全国民へのワクチン供給は大会終了後

 

大会開催まで残すところ3カ月と迫っているが、国内の感染状況は深刻化している。

 

「3月21日に2度目の宣言が解除されてから、わずか1カ月で再発出される運びとなりました。4月には関西や関東地方に『まん延防止』が適用されましたが、大阪府では連日1,000人を越す新規感染者が確認されています。飲食店の時短営業は、さほど効果を発揮しなかったようです。感染力の強い変異株の拡大や、病床逼迫への対応が迫られています」(全国紙記者)

 

また2月17日に始まった医療従事者ら約480万人を対象としたワクチン接種も、さほど進んでいない模様だ。

 

首相官邸ホームページによると、16日現在で1回目の接種を終えた人は119万8,346人で対象者の約25%程度。2回目の接種を終えた人は、71万8,396人と約15%にあたる。いっぽう高齢者は18日現在で、13,369人が1回目の接種を終えている状況だという。

 

全国民への供給も不安視されるなか、菅首相は米国滞在中にアメリカ製薬大手ファイザーのCEOと電話会談を実施。その内容について、「今年9月までにわが国の対象者に対して確実にワクチンを供給できるよう、追加供給を要請した」「9月までに供給される目処が立ったと考えている」と報告。つまり、“大会終了後”になる見通しだというのだ。

 

産経新聞が19日に発表した国内世論調査では、大会について「中止もやむを得ない」との回答が56.8%で、「再延期せざるを得ない」との回答は17.6%。「予定通り開催できる」との回答は24.3%にとどまり、開催を懸念する声は根強いという。

 

国民が安心するような方策は、菅首相には期待できないのだろうかーー。

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