■政治評論家たちが指摘する“人望のなさ”
小池百合子都知事との不仲説も流れているが、その点について前出の政治部デスクは、
「小池都知事は五輪組織委員会の橋本聖子会長とは2~3日おきに電話でやりとりをしているそうです。しかし丸川氏とは秘書を介して最低限の情報をやりとりするだけです。丸川氏のほうが、小池都知事へのライバル心を抑えることができず、そのため2人の連携がとれていないのが実情です」
当選3回で過去にも2度大臣を経験しているが、丸川五輪相の出世に対しては懐疑的な声も多い。
政治評論家の伊藤惇夫さんは、
「これまでは男中心の永田町で上手にポジションを得てきました。また選挙にも強く、重宝がられてきましたが、自民党幹部たちは今後、丸川氏が政権の中枢に入るとはみていないようです。応援してくれる人が少なく、せいぜい夫の大塚拓衆議院議員がいるぐらい、という評価です」
だが今年2月には、数少ない味方であるはずの夫・大塚議員との夫婦危機説も報じられている。
同じく政治評論家の有馬晴海さんも“人望のなさ”を指摘した。
「一部では“将来の東京都知事”とも言われています。ただ残念なことに、政界のなかに友人や支援してくれる仲間が少ないのです。だから自民党の三役などに就任するのは難しいでしょうね」
彼女が悪目立ちする空疎な発言を繰り返すのは、“ぼっち政治家”としては、アピールし続けなければ党内で存在感を示せないという焦りを感じているからなのだろう。せめて国民に寄り添う発言を心がければ、今よりは人望も得られるように思うのだが。
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