7月21日、東京五輪の全競技に先駆けて行われた、福島・あづま球場での女子ソフトボールの無観客試合。試合前には、東京五輪・パラリンピック組織委員会の橋本聖子会長(56)、森喜朗元首相(84)、丸川珠代五輪相(50)らが同球場を訪れた。
丸川五輪相は始球式後、無観客のスタンドに移動。真夏の炎天下にはにつかわしくない、スーツ姿のSPが4人配置され、丸川五輪相の警備にあたっていたという。
「スタンドにいたのは、報道陣、運営関係者、スポンサー関係者ら約100人。球場周辺も制服姿の警官が多数配置されており、“観客が誰もいないのに、こんなにSP要るの?”と“VIP待遇”をいぶかる関係者も多かったです。復興中の福島で丸川五輪相のド派手な赤のシャツは遠目に見ても浮いていました。さすが“上級国民”だな、と」(地元関係者)
丸川五輪相には、再登板直後から“国民目線に立っていない”という批判が相次いでいる。
「7月20日、東京の新型コロナの新規感染者数が2千人に迫る状況下で、丸川五輪相に立憲民主党の議員らが、“五輪を中止か延期すべきだ”と改めて要請。すると丸川五輪相は水際対策失敗を反省するどころか、開口一番、『もう選手が来ちゃったから!』と、また国民感情を逆なでする回答をしたんです」(政治部記者)
さらに丸川五輪相は8月開幕の東京パラリンピックについては、有観客を主張している。
「『状況が許せばぜひ観客を入れて行いたい!』と菅首相と同様の台詞を繰り返すだけ。東京に第5波の兆候が表れるなか、国民の安全を二の次にして有観客実施をアピールする。自分の意見がなく、政府の要望を上から目線で伝えるだけなんです」(前出・政治部記者)
始球式に参加した丸川五輪相はソフトの試合中もプレーそっちのけで、近くに座る関係者とおしゃべりに夢中だったという。
「関係者からの求めとはいえ、場所を変えながら何度も記念写真に笑顔で応じていました。試合終了を待たず、上機嫌で球場を離れていきました」(前出・地元関係者)
地元民から顰蹙を買った丸川五輪相。彼女にとって五輪の主役は選手ではなく、自分なのだろう。