仕事と家庭の両立を“よくばり”と表現…広島県発行の女性応援パンフが「理解不十分」と物議
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■パパは“周囲の人”と定義

 

さらにワーキングママを「よくばり」と称したことだけでなく、内容にも訝しがる声が上がっている。特に疑問視されているのが、「ワーキングママの心構え 同僚・周囲への感謝と配慮を忘れずに!」というページだ。

 

このページで“周囲の人”と定義づけられているのが、同僚・上司・パパ・祖父母。彼らから理解と応援を得るためのコミュニケーション方法が紹介されている。とりわけ議論に上がっているのが、“周囲からこんな風に思われているかも”と想定されたパパの例だ。

 

《「私ばっかり家事と育児をしている」というけど、こっちだって仕事で疲れてるんだよね。夜泣きがうるさくても我慢してるし、多少は手伝っているんだから勘弁してほしいな…》と“パパが思っているかも”と紹介されているのだ。

 

またそれに対するママへのアドバイスは、《ちょっと大げさに感謝すると、パパも感謝してくれます》と記されている。

 

円滑なコミュニケーション方法を紹介したつもりのようだが、その価値観や方法は多くのママからはさほど共感を得られなかったようだ。

 

《ワーキングパパとその雇い主がワーキングママの家事育児にタダ乗りしてるんですよ。「こんな風に思われているかも」なんて罪悪感煽らないでください》
《『こっちだって仕事で疲れてる』 『夜泣きがうるさくても我慢してる』 『多少は手伝っている』 『勘弁して』 パパ(子育て当事者)の台詞がNGワードのオンパレードで驚きました ママは気を遣いながら『手伝って』もらって『感謝』しなくちゃいけないらしい…… これを県で出してるのか……残念です》
《家事仕事育児を全部母親に押し付けて「よくばり」呼ばわりした上に、「夜泣きを我慢してやってる」「少しは手伝ってやってる」という父親の自覚ゼロの夫に感謝しろとは。広島の女性は何をさせられようとしているんですか?》

 

県を挙げてワーキングママを支援するつもりが、裏目に出てしまったようだ。

出典元:

WEB女性自身

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