「知床遊覧船」桂田社長“条件付き出航”許可に「ド素人」「無責任」「杜撰」止まぬ声
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■強風・波浪注意報を把握も条件付きで出航を決定

 

桂田社長は、事故当日の23日午前8時に豊田船長から「午後の天候が荒れる可能性はあるが、午前10時の出港は可能」との報告を受けたと説明。その上で「この時点では風と波が強くなかったので、海が荒れるようであれば引き返す条件付きで出航を決定した」とし、「最終的な判断は私です」と述べた。

 

海上が荒れたら引き返すことについて、「何年もやっていることで、形にもなっている。船会社のフロントにも貼ってある。その時は船長判断に従うよう貼り紙をしていました」ともコメントした桂田社長。続けて、「基本的にどの会社も最終的には船長判断でございます」と説明した。

 

桂田社長は同社の安全管理規定について、「波の高さが1m以上で欠航、風速8m以上で欠航、視界が300m以上ないと出航できない」と説明していた。しかし事故当時、午後から強風・波浪注意報が出ていたことは「把握していた」という。それでも、「お客さまからも、ちょっとでも走ってほしいという要望があった」とし、出航を決めたというのだ。

 

会見でも質問が相次ぎ、問題視された「条件付き出航」。記者から「安全管理規定があるのに、条件付き出航を可能にしたら、何でも条件付き出航ができてしまうのでは?」と突かれるも、「規定はあいまいで……」などとしどろもどろに答えた桂田社長。

 

ネット上では、その無責任ぶりに批判の声が広がっている。

 

《北海道の遊覧船事故の会見見てわかるけど、どれだけ杜撰だったんだろう 条件付き出航だったと言ってるけど出航判断も何もかも曖昧だったんだと思う ご遺族が悔やまれてならない》
《海のことも船のことも分からないド素人なのに運航の判断をしてたのがそもそもおかしいし無責任》
《知床のやつ、船長やら客やら天候やらのせいにしてるけど最終的に行かせた社長と会社のせいやろ》

出典元:

WEB女性自身

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