作家・江上剛語るポストコロナ時代の働き方「とりあえず開き直れ」
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■中小企業にこそ成長の余地がある

 

「一部の中小企業では、まだまだ『おせっかい焼き』の職場が残っています。社長と社員、社員同士のあいだに意思の疎通があって、自社製品の品質向上のためには企業努力を惜しまない協力体制があること。そして利益がしっかりと社員に還元されること。そんな中小企業であれば、まだまだ成長していく余地があると思います」

 

中小企業で働いている人は、「自分の会社は小さいから」などと卑下せずに、成長の余地のある会社で働いていると考えてほしい。

 

一方、大企業で働いている人はどうすればいいのだろうか。やりがいを感じているのならいいが、仕事に魅力を見いだせず、“停滞”しているような人は? 江上さんは「いっそ開き直ってしまえばいい」とアドバイスする。

 

「なにかやり残したことがあるはず。いつかやりたいと思っていたけれど実現していないことをとりあえず提案してみる、やってみる。大企業に勤める私の知り合いには、ある商品に強いこだわりを持って『これにしか関わりたくない』と開きなおった結果、成果を出して関連会社の社長にまでなった人がいます。どうしても直接顧客に関わりたくて、大手の製薬会社を辞めて、薬局を立ち上げた人も。また、ある大手メーカーの技術職は、海外に行ったときに技術を教えてほしいと頼まれ、実際に移住して指導を行っています。自分がやりたいことを開き直ってとりあえずやってみる。そうすれば、展望は開けるのです」

 

江上さんがそう言えるのも、自分自身が「開き直ってとりあえずやってみた」人間だからだ。

 

「私は49歳で会社を辞めました。当時、第一勧銀の築地支店長という役職でした。まだ1作しか小説は出ておらず食べていける保証はなかったけど、このまま会社に残るよりも作家の道を選びたいと思ったのです」

 

それから約20年。「なんでもやってみる」の精神で、仕事のオファーは基本的に断らないことをモットーにしている。その結果、数十冊の小説やビジネス本を出版する人気作家になった。

 

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出典元:

WEB女性自身

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