作家・江上剛語るポストコロナ時代の働き方「とりあえず開き直れ」
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■「人として付き合っている人」を大切にする

 

「自分にはやりたいこと実現する方法が見つからない」とか、「それを実現させる能力がない」と考えているような人はどうすればいいのだろうか。今こそ、自分が築いてきた人脈を見直すべきと江上さんはいう。

 

「自分がどんな仕事を、どんな人としてきたのかを振り返ってみましょう。これまで交換してきた名刺がその助けになってくれるでしょう。大切なのは『会社の名前で付き合ってくれた人』と『そうでない人』で分けること。人として付き合ってきた人は、今後の人生のなかで大きな助けになるはずです」

 

そうした相手であれば、より深い相談ができる可能性があるし、退職後の仕事のつきあいもできるかもしれない。

 

「銀行の広報をしていた時代、いろいろなマスコミの人に助けられました。会社ではなく私個人をみて助けてくれたのです。そういう人とは、いまでも交流があって、いろいろ世話になっています。名刺を見返したりするなかで、『あの人どうしているかな』と思ったら、とりあえず会ってみるべきですよ。素のまま、レッテルを外して付き合える人がみつかるはずです」

 

最後に、ひとりひとりが自分の仕事に、人生に誇りをもってほしいと江上さんはいう。

 

「われわれは、漠然とした不安の中にいます。日本経済の停滞とか、リストラの話ばかり聞いて気も滅入りがちです。しかし、あなたの責任ではないのだから、そんな悪い空気に流される必要はありません。大事なのは、自分のキャリアに自信と誇りを持つこと。そんな人にこそ展望は開けるし、社の内外から手を貸してくれる人が現れるはずです」

 

【プロフィール】

江上剛

1954年、兵庫県生れ。早稲田大学政治経済学部卒業後、第一勧業銀行(現みずほ銀行)に入行。広報部次長や築地支店長などを務めた。2002年に『非情銀行』(新潮社)で作家デビューし、2003年に50歳直前で退職し専業作家に。『隠蔽指令』(徳間書店)や「庶務行員 多加賀主水」シリーズ(徳間書店)など、多数の作品がドラマ化されている。最新刊は『創世の日・巨大財閥解体と総帥の決断』(朝日新聞出版)

出典元:

WEB女性自身

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