純子さんのファンは老若男女さまざま! 画像を見る

【前編】87歳DJのSumiRockこと純子さん 昼は大人気餃子店、夜は歌舞伎町で客を沸かせるから続く

 

87歳。ギネスに登録もされている最高齢DJが日本にいることをご存じだろうか。77歳でスクールに通い出し、今年でDJ歴10周年の岩室純子さん(87)だ。

 

昼は大人気店「餃子荘ムロ」の味を作った大ママ、夜は歌舞伎町のフロアを沸かすカリスマDJ SumiRock。そんな彼女は「年齢なんて一切気にしない!」と高らかに笑った。

 

東京・新宿歌舞伎町のド真ん中。「新宿のおもちゃ箱」とも呼ばれるクラブ『Tokyo Decadance Lounge DecaBarS』(以下、デカバーS)で、6月4日、スミロックがDJブースに登場した。真っ赤なマニキュアにサングラス。クールなDJ衣装を着ている。

 

26時を回り、ヘッドホンを外したスミロックに大きな拍手が送られる。DJ衣装からジージャンに着替え、純子さんに戻った彼女は、驚くほど小柄だった。聞けば147cm。

 

すぐに外国人女性2人組が純子さんを取り囲む。

 

「写真、イイデスカ?」
「オフコース!」

 

次々に話しかけてくるファンや仲間たちとおしゃべりし、写真撮影を楽しんで、純子さんがデカバーSを出たのは午前3時を回っていた。

 

1年前まで、高田馬場の名店「餃子荘ムロ」の店主として、毎日、餃子を焼き、仕事を終えた深夜から、DJイベントに出演してきた純子さん。DJデビューは77歳!

 

「喜寿からDJってすごい? 喜寿? ああ、77歳のお祝いね。ごめんなさい、年齢のことはまったく意識して暮らしていないんですよ」

 

と、純子さん。

 

デカバーSの店長・MiMiさんは言う。

 

「スミロックは、いつも素のまま。お客さまの反応を意識しつつも左右はされず、『これが私のスタイル!』って感じで貫いていてカッコいい。どんなにすごい会場でも、緊張せず、いつもどおりのスタイルでやってのける。憧れますね」

 

純子さんはなぜ、DJになったのだろうか。

 

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