■オミクロンの後遺症でも認知障害は発生
「オミクロン株だからといって、後遺症がこれまでの株と比べて軽いわけではありません」
そう警鐘を鳴らすのは、これまで4千例を超えるコロナ後遺症を診てきたヒラハタクリニック(東京・渋谷)院長の平畑光一さん。
さらに、認知機能が低下するという後遺症は、比較的軽症が多いとされるオミクロン株でも、依然多いという。
「当院の患者さんでも、駅から家に帰る道がわからないとか、一桁の足し算をするのに5秒以上かかる、などと訴える高校生もいます」
治療法はあるのか。
「コロナ後遺症の方の多くは、鼻と喉の間にある上咽頭に炎症を起こしているケースが多く、耳鼻咽喉科でここを治療することで症状が軽減されることが多いです。
いま、世界中で治療法の研究が進んでいるので、つらくても諦めないでください。必ず改善されます」
オミクロン株といえども、決して風邪と同じではない。甘く見ず、しっかり感染対策を行おう。
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