無残な姿で到着したオーダーケーキ(写真提供:てんぐちんさん) 画像を見る

“推し”の誕生日とは、ファンにとってはまさに一大イベント。ケーキを用意したりバルーンで部屋を飾ったりと、推しを盛大に祝うこともまた“推し活”の一つだが、そんな推しの誕生日を祝うケーキを巡ってインターネット上で物議を醸している。

 

話題になっているのは、東京都江東区のオーダーケーキ専門店「RPcake」。公式HP上のフォームで指定した要望をもとに作成したオーダーケーキを配送するサービスを提供している。同店の公式インスタグラムには、アイシングクッキーやホイップクリームで彩られた様々なキャラクターを祝う“推しケーキ”の写真が並んでいる。

 

しかし、その裏では華やかな写真からは想像もできない被害者が生まれていた。

 

今回、ツイッターで被害を明らかにしたのは、新宿区歌舞伎町でバー「呑み処 てんぐばー」を営むてんぐちんさん。

 

てんぐちんさんは推しの誕生日を祝うため、「RPcake」にデコレーションケーキを依頼。注文したのは冷凍で届き、受け取り後に半日ほどかけて解凍する商品だった。しかし、受け取りを希望していた11月23日にケーキが届かなかったため発送状況を問い合わせると、店側は24日発送予定だと勘違いしていたと返答。

 

これを受け、てんぐちんさんは、25日昼に受け取り日を変更するよう店側に伝えるも、店側は《こちらの手違いで夜間指定となってしまいました》と、25日夜到着予定で発送。

 

てんぐちんさんが「夜は仕事の都合で受け取ることができない」と伝えると、店側はケーキを引き戻し、全額返金を提案。てんぐちんさんがケーキの受け取りを希望し、材料費分の支払いを店側に提案し、最終的にケーキは発送してもらい、半額返金することに。

 

しかし、これでまだ終わりではなかった。ケーキは配送を請け負っていたヤマト運輸の配達店に一時的に保管してもらい、てんぐちんさんは11月30日に受け取った。しかし、配送には適さない梱包で、ケーキの飾り用のクッキーは折れ、クリームも崩れた状態という見るも無残な姿だった。Twitterで《目も当てられないほど悲しい有様》だったとてんぐちんさん綴っていた。

 

破損した状態のケーキを見たてんぐちんさんは、《返送するので返金お願いします》と店に連絡。しかし、《ケーキの破損につきまして、オーダー規約にもございますように返金できかねてしまいます》《ケーキの破損につきましては当店では保証できない旨をご理解頂いてのオーダーになっております》と、全額の返金を拒否されてしまうことに。

 

店は、配送の際に破損が生じた可能性から、《段ボール等に外傷がある場合はヤマト運輸株式会社さんの方にお問い合わせお願い致します》と説明。

 

しかし、ヤマト運輸のホームページを見ると、「デコレーションケーキクリーム・チョコレートや果物などで飾ったケーキ)は、送れません」とアナウンスされている。

 

てんぐちんさんの一連の投稿はツイッター上で反響を呼び、《ここのケーキ屋対応ヤバすぎ》《かわいそう》などとリアクションが。さらには、「RPcake」を過去に利用したことがあり、“受け取り希望した日時より遅れて届いた”“ケーキが崩れた状態で届いた”など、今回と同様の被害を訴える人も複数見られた。

 

本誌は「RPcake」に今回の件について問い合わせると、「当社の商品の配送につき一部トラブルが発生したことは確認できました。詳細な経緯については現在も調査確認中ですが、今後はこのようなトラブルがないように努めてまいりたいと思います。」と回答が。

 

《見た瞬間も相当辛かったけど処分するのもつらすぎた 推しの誕生日に一生悲しいトラウマ植え付けられたようでしんどい》と綴ったてんぐちんさん。“推し”の誕生日を祝いたいという純粋な気持ちを踏み躙るような行為は決して許されない。

出典元:

WEB女性自身

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