「コロナ再感染」の人は死亡リスクが2倍に! アメリカの最新研究で判明
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■年末年始の宴会で注意すべき同時感染ーー

 

「私たち人間にかつての日常が戻りつつあるということは、新型コロナウイルスはもちろん、あらゆるウイルスにとっても、日常が戻ってくるということ。マスクを外し、人と人との接触が増えるということは、ウイルスにとっても、これまで狭められていた感染経路という道が開く、好都合な環境だということを忘れてはいけません」

 

勝田教授が今、危惧するのは「ハイブリット型流行」だという。「一人の人が新型コロナとインフルエンザに同時感染する“ハイブリッド型感染”も恐ろしいですが、社会全般として怖いのは“ハイブリット型流行”です。少し前には南半球のオーストラリアで、そして最近はカナダで、インフルエンザが大流行している。そのほかにも、乳幼児がかかると重症化しやすいRSウイルスや、今後、手を洗う人が減るとノロウイルスなども。感染経路を取り戻した複数のウイルスが、渾然一体となって広まる危険があるのです」

 

そして「新型コロナもまだまだ軽んじられる敵ではない」と言う。「新型コロナは流行が始まってから、まだ3年しか経っていない。ワシントン大の報告のように、じつはいまだにわからないこと、これからわかってくることが多い。たとえば最近の新たな報告では、過去に重症化した人の脳細胞を調べた結果、前頭葉の細胞が萎縮していることもわかって来ています。やはり換気や、人との距離を適切に保つ、そしてワクチンと、まだまだ油断することなく感染防止対策を続けることが肝要だと思います」

 

忘年会、新年会が続くシーズンに突入した日本。マスクを外して飲食する宴会が増えるなか、忍び寄る危機に細心の注意をーー。

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