■「日本では珍しいジョージア人。子どもたちはプラスにとらえて育ってほしい」
「ジョージア大使館の職員は7人。わずかな人員で、政治、経済、安全保障、文化、領事の仕事までカバーしています。さらに新たな仕事をしなければ、私が着任した意味がありません」
こう語るレジャバさんは、公務の傍ら、休日を利用して著書のトークイベントや講演会、ラジオ出演などにも精力的だ。
そんな多忙ななかでも、積極的にリカちゃん(5)、マリアナちゃん(3)、ミサちゃん(1)の3人娘の子育てに奮闘している。
「どうしても仕事の効率は悪くなってしまいますが、子どもとの時間も限られているので、できるだけごはんをいっしょに食べたり、寝るときに物語を読んだり、ふざけたりしています。
子どもたちには、ジョージア人であることの誇りを持ってほしいといつも話していて、頻繁に母国と行き来するようにしているんです。日本では珍しい存在ですが、それをマイナスではなくプラスにとらえて育ってほしい」
そう語ると、外出していたマリアナちゃんが帰宅。一目散にレジャバさんに駆け寄り、ほっぺたをくっつけ合う。
「これ、家族では、ほっぺキスと呼んでいて、うまくお互いのほっぺがバウンドすると成功なんです」
いつも愛妻弁当を作ってくれる妻・アナさんとも桜を見に行ったりするなど、いっしょの時間を大切にしている。
「仕事、プライベートを含めた日々の出来事をSNSで発信し続けているのは、ジョージアのことを知ってほしいし、やっぱり日本が大好きだからです」
“日本大好き”なティムラズ・レジャバさん一家に一票!
(取材・文:小野建史)
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