担当医が独占告白「『痛い、痛い』と血管痛に耐えながら、最後まで生きようと」16歳少女が違法勾留で“餓死”
画像を見る 点滴の痛みを訴えつつ、最後まで生きようとしたるなさん(写真:遺族提供)

 

■「食べようとしても食べられない」

 

食べたい気持ちはある。それでも思うように食べられない――。実際には口にしても体が受け付けなかった。

 

「食べようとしても食べられない。食べても全部もどしてしまう。そういう状態だったのです」(母親)

 

栄養状態を改善するため、点滴による治療も行われた。だが、「その治療も決して楽なものではなかった」と水野医師。

 

「脱水状態が続くと、点滴の際に血管痛が起こりやすくなります。るなさんも『痛い、痛い』と訴えることはありました」

 

それでも、治療を拒否することはなかったという。

 

「点滴の針を抜いてしまったり、治療を嫌がったりすることはありませんでした。つらい状態だったと思いますが、一生懸命がんばって治療を受けてくれていました」

 

弁護団によると、るなさんは昨年7月、不起訴処分で釈放された時点で体重が約10キロ減少していたという。

 

その後、何度か入院治療を試みたが、逮捕・勾留によるPTSDの影響で人に対する強い恐怖心や不安症状が続いたため、基本的には在宅で治療を続けていたという。

 

「るなさんの場合、逮捕・勾留という非常に大きな出来事が前提としてありました。もう少し医療現場がその点を考慮しながら介入できていれば、何か違った可能性があったのではないか、と思うと非常に残念です」(水野医師)

 

るなさんの母親も、娘の最期の日々を振り返りながら涙を流す。

 

「娘は本当に頑張っていました。食べようとしていたし、治療も受けていました。それなのに、こんなことになってしまった……」

 

そして、こう訴えた。

 

「あの子がどれだけ頑張っていたのかを知ってほしいんです。そして、どうしてこんなことになったのかを明らかにしてほしい。もう同じような思いをする子を出してほしくありません」

 

16歳の少女に何が起きたのか――。その真相は、これから始まる裁判のなかで問われることになる。

画像ページ >【写真あり】治療を受ける、るなさん。勾留によるPTSDで母と離れることをひどく恐れたという(他1枚)

出典元:

WEB女性自身

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