7月28日夕方に発生した熊本地震。高市早苗首相は、7月30日14時頃、30人の死亡を確認したと発表した。
この地震で震度6強を記録した八代市では、いたるところで家屋が崩落し、道路は何カ所もアスファルトが隆起。球磨川に架かる橋も、ずれて崩落寸前になっていた。
50代の男性は、木造倉庫に停めてあった軽トラックに乗り込んだ途端に地震が発生。倉庫が崩落し、トラックごと押しつぶされそうになるところ、九死に一生を得た。
「軽トラックに乗り込んだ時にゴーっていうすごい音がしたんですよ。凄い地震が来たと思ったら、倉庫がわーっと倒れて、車の上に覆いかぶさってきた。『これはだめだ』と思って、あわてて車から降りた。命の危険を感じました。危なかったですよ。まるでゴジラが来て、家を手で壊しているような感じだったよ。
10年前は何ともなかったのに、今回は大変なことになった。こんな地震が東京や大阪に来たら、ひとたまりもないだろうね。終わっちゃうよ」
被災した自宅内を撮影させてくれた50代の男性は、親から地震には注意するよう言われていたという。
「『八代は断層が走っているから地震には注意しなさい』と、昔から言われていたよ。でも大きな地震は1000年前だとも話していたから、地震なんて起きないと思って生活してきた。それが10年で2回目でしょ。
しかも今回の方が10年前よりはるかに大きかった。もうどうしようもないですよ。電気も通っていないし、断水もしているから会社で寝泊まりしていますよ。水道が来ないと片付けもできないね」
自宅内部は、棚が崩れて荷物が散乱していたほか、家具もひっくり返っている惨状だった。他にも、建物が斜めに傾いているものや、ぐしゃりとつぶれてしまった家屋も多く目についた。
復興まで、どれだけの時間がかかるのか――。
画像ページ >【写真あり】軽トラを覆う倒壊した家屋、崩落寸前の橋も…八代市の惨状(他8枚)
