7月8日、日本維新の会の定例会見に出席した中司宏幹事長(撮影:長谷川新) 画像を見る

9月17日におこなわれる高市早苗首相(65)による内閣改造人事で、日本維新の会の中司(なかつか)宏幹事長(70)が入閣する方向だと14日、報道各社が報じた。

 

中司氏は産経新聞政治部記者から1987年に自民党公認で立候補し、大阪府議に転身。1995年から大阪府の枚方市長に4回当選するも、2007年に競売入札妨害容疑で逮捕、起訴され、市長を辞職した。冤罪を主張したが、2013年に懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決が確定していた。2015年に大阪府議に返り咲き、2021年の衆院選で日本維新の会候補として初当選。2025年8月から党幹事長に就任し、連立政権を組む自民党の鈴木俊一幹事長と連携し、国会運営の調整役などを担ってきた。

 

ある維新の国会議員は「中司さんは温厚でいい人。政治家としても安定感がありますし、党内でも人望があります」と評する。

 

維新は、2025年10月の高市内閣発足からこれまで、連立政権を「閣外協力」にとどめてきたが、今回の改造にあたり、「閣内協力」に方針転換していた。

 

政治部デスクが言う。

 

「当初は馬場伸幸前代表の入閣が本命視されていました。また、藤田文武共同代表の名前も上がっていました。馬場氏については、最後まで入閣が検討されていたと聞いています。中司氏はこれまで党幹事長として、自民党とのパイプ役を果たしてきた実績を買われたようです。規制改革担当相が有力視されています」

 

馬場氏や藤田氏が入閣候補から外された理由について、自民党関係者はこう推察する。

 

「馬場氏は過去に維新を『第2自民党』と発言したり、共産党を『日本からなくなったらいい政党』と発言したりするなど、歯に衣着せぬ物言いで有名ですが、大臣ともなれば、慎重な発言が求められます。馬場氏の物言いは失言を招きかねない恐れがありますから、そうしたことが懸念材料になったのではないでしょうか。

 

藤田氏については、自身の疑惑を報じた『しんぶん赤旗』の記者の名刺をさらし、その情報をもとに記者を脅迫した男が、2026年5月に警視庁に書類送検されました。大臣になれば、その件を国会で追及されるでしょう。

 

馬場氏も藤田氏も、大臣としては『危なっかしい』とみなされたのではないでしょうか。10月に召集される臨時国会では、消費税引き下げ法案や衆院議員定数削減法案などの重要課題が議論されます。官邸としては、余計な心配をしなくて済むよう、安定感のある中司氏に白羽の矢を立てたのだと思います」

 

閣僚入りが確実視されている中司氏について、SNS上では、過去に有罪判決を受けたことが蒸し返され、批判が出ているが、前出の自民党関係者は苦言を呈する。

 

「中司氏の執行猶予期間はとうに過ぎており、衆院議員を3期務めています。前科があるという理由で批判されるのはおかしい。立憲民主党の辻元清美参院議員はかつて秘書給与流用事件で有罪判決を受けていますし、いのちの党(旧れいわ新選組)代表の山本譲司衆院議員も秘書給与流用事件で実刑判決を受けていますから、野党は中司氏が大臣になったからといって、前科を責めることはできないはずですし、やらないでしょう」

 

新閣僚の顔ぶれは、国民にどう受け取られることになるだろうか。

 

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出典元:

WEB女性自身

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