国内
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「被災地の“霊的”な話、悪いことじゃない」地元記者語る現状
2015/08/28 06:00東日本大震災から5回目の、お盆が過ぎた。宮城県石巻市立大川小学校では、全校108人中74人もの児童が、地震発生から51分もの間、教師の避難決定が下されないまま、凍てつく校庭で震えながら待機させられ、津波の犠牲になった。震災翌日から、ロール紙にペンで手書きした6枚の「壁新聞」を避難所に貼り出したことで知られるのが『石巻日日新聞』。地元の生のニュースを取材し続けて35年になる同紙のベテラン記者であり、 -
不登校児ゼロに…“学校犬”がもたらした効果
2015/08/28 06:00「ある児童の、何気ないひと言がきっかけでした」こう話すのは、東京都杉並区の立教女学院小学校の教頭・吉田太郎さん(41)。同校は吉田さんの主導で、教育現場に犬を介在させるプログラム「動物介在教育」を行っている。「その児童は不登校でひきこもり気味でした。でも『一緒に犬の散歩をしよう』と私が誘うと、愛犬となら外出できるようになり、やがては、放課後の学校にもこられるように。そんなとき、彼女がふと『学校に犬 -
被災地で僧侶として遺族と向き合う「『拝もうよ』と声をかけ…」
2015/08/28 06:00東日本大震災から5回目の、お盆が過ぎた。宮城県石巻市の門脇地区は、16メートル以上もの大津波が襲来したとされ、大規模な火災も発生したことで被害がさらに拡大した。人々が高台に逃げる中、海側にバスを走らせたことで4人の園児が犠牲になった日和幼稚園のバスが発見されたのも、この地区である。同地に1615年に建立されて以来、400年の歴史を持つ浄土宗「西光寺」。その副住職・樋口伸生さん(52)は、震災直後か -
被災地で聞いた不思議な体験談「幽霊の噂を聞いて夜中に見に…」
2015/08/27 06:00東日本大震災から5回目の、お盆が過ぎた。少しずつ気持ちの整理をする中で、亡くなった家族に“接する”ことができたという体験談を語る人が、増えてきた。被災地で聞いた、ちょっと不思議で心温まるエピーソードをご紹介−−。東日本大震災で、宮城県名取市の沿岸部に位置する閖上(ゆりあげ)地区は、人口5千人以上のうちの750人ほどが津波の犠牲となった。その閖上地区から2キロほど離れた美田園地区は新興住宅地となって -
被災地で聞いた不思議な体験談「震災前に子どもが予兆を…」
2015/08/27 06:00東日本大震災から5回目の、お盆が過ぎた。少しずつ気持ちの整理をする中で、亡くなった家族に“接する”ことができたという体験談を語る人が、増えてきた。被災地で聞いた、ちょっと不思議なエピーソードをご紹介−−。宮城県石巻市立大川小学校では、全校108人中74人もの児童が、地震発生から51分もの間、教師の避難決定が下されないまま、凍てつく校庭で震えながら待機させられ、津波の犠牲になった。現在、学校管理下で -
被災地で聞いた不思議な体験談「震災後、母が夢に現れて…」
2015/08/26 06:00東日本大震災から5回目の、お盆が過ぎた。少しずつ気持ちの整理をする中で、亡くなった家族に“接する”ことができたという体験談を語る人が、増えてきた。被災地で聞いた、ちょっと不思議なエピーソードをご紹介−−。東日本大震災で、宮城県名取市の沿岸部に位置する閖上(ゆりあげ)地区は、人口5千人以上のうちの750人ほどが津波の犠牲となった。その閖上地区から2キロほど離れた美田園地区は新興住宅地となっていて、急 -
被災地で聞いた不思議な体験談「知り合いの夢に母が……」
2015/08/26 06:00東日本大震災から5回目の、お盆が過ぎた。少しずつ気持ちの整理をする中で、亡くなった家族に“接する”ことができたという体験談を語る人が、増えてきた。被災地で聞いた、ちょっと不思議で心温まるエピーソードをご紹介−−。東日本大震災で、宮城県名取市の沿岸部に位置する閖上(ゆりあげ)地区は、人口5千人以上のうちの750人ほどが津波の犠牲となった。その閖上地区から2キロほど離れた美田園地区は新興住宅地となって -
眞鍋かをりに東尾理子も…女性芸能人の妊活報道で見落とされる「男性の高齢化」問題
2015/08/26 06:00第一子を出産した森三中の大島美幸(35)、第二子妊娠を発表した東尾理子(39)などなど、女性芸能人の妊活や高齢出産が話題になっている。その際、彼女たちの年齢や体験記ばかりがクローズアップされているが、私は自身が妊活中ゆえにどうしてもパートナーに注目してしまう。というのも鈴木おさむが43歳で石田純一も61歳、さらには眞鍋かをり(35)の妊娠を発表した元イエモンの吉井和哉は48歳など、女性だけでなく男 -
大阪中1遺棄 被害者両親を襲ったネットでのいわれなき中傷
2015/08/25 00:00「いやや!」大阪府寝屋川市のマンションの一室から響いてきたのは、女性の絶叫だった。寝屋川市の中学1年生・星野凌斗くん(12)が行方不明になってから1週間。凌斗くんの母は「きっと凌斗はどこかで生きているはず」と必死に捜索を続けてきた。だが8月21日夜9時、凌斗くんの遺体発見の速報がテレビで流れ、母の最後の希望も無残に打ち砕かれてしまったのだ。絶叫はやがてすすり泣きへと変わり、しばらく止むことはなかっ -
ますます増加する「貧困高齢者」にならないための予防策
2015/08/22 06:00老後の貧困問題を浮き彫りにしたNHKスペシャル『老人漂流教室“老後破産”の現実』が放映されたのは昨年9月。以来、「人ごとではない」「自分もなるかもしれない」と恐怖を覚えた視聴者からの反響は大きくなるばかり。老後の経済問題が深刻化するなか、番組にも関わった明治学院大学社会部教授・河合克義さんは『老人に冷たい国・日本「貧困と社会的孤立」の現実』(光文社新書)を出版。そして、NPO法人ほっとプラス代表理 -
元の暮らしより五輪…福島で進む”棄民政策”に避難者の怒り
2015/08/21 06:00「この『イノベーション・コースト構想』を成功させ、福島県に新産業を創出して、雇用を生み出したい。2020年東京オリンピック大会を当面の目標として、復興に取り組んでおるところです」福島の復興政策について説明するのは、内閣府原子力災害対策本部・原子力被災者生活支援チームの竹田憲氏。「イノベーション・コースト構想」とは、福島第一原発事故で避難指示が出された福島県の被災12市町村を中心に、廃炉関係などの最 -
ハワイ発「日系人移民」にとっての戦後70年
2015/08/21 06:00太平洋の中央に、オアフ島、マウイ島、カウアイ島など、8つの島を連ねたアメリカ合衆国ハワイ州。その最南端に位置するのがハワイ島。その東海岸にヒロがある。ヒロ空港から車を走らせること10分。いきなり巨大な鳥居が目に飛び込んできた。参道の右手には手水舎、星条旗が風になびいている。ヒロ大神宮だ。ヒロ大神宮は海外にある神社のなかで最も古い。今年で鎮座117年目を迎えるという。終戦70年の節目の夏、この神社で -
70年談話にSEALDs紅子さん「安倍さんが謝りたくないだけじゃないの!?」
2015/08/21 06:0070回目の終戦記念日の前日、ついに発表された安倍談話。世界から注目されるなか、「侵略」「お詫び」など、焦点とされていた言葉はかろうじて盛り込まれていたが……。安保法案に反対する学生団体「SEALDs」のメンバー・紅子さん(24)が、その思いを語った。首相談話があった日、SEALDsのメンバーと国会前でデモをしていました。そこでみんなと話したんです。「これで完成版?」って。だって安倍さん、言ってるこ -
原発再稼働…「巨大カルデラ噴火リスク」に対する九電の主張
2015/08/20 06:008月11日、九州電力・川内原子力発電所1号機(鹿児島県)が再稼働。日本の原発が2年ぶりに再び動き始めた。政府は原子力規制委員会が策定した“世界で最も厳しい規制基準”に川内原発が適合したことを受け、今後も新基準に適合するほかの原発の再稼働を加速していく勢いだ。しかし、本当に安全対策は万全なのか。川内原発周辺には活発な活動を続けている火山がいくつも点在しており、火山や地震を研究している学者たちからは、 -
東尾理子さんも感動!難病の娘を育てるママが語る「心から笑顔でいるための6つのルール」
2015/08/19 22:00「福山型先天性筋ジストロフィー」という病気をご存じだろうか。先天性の遺伝子の異常が原因になっている疾患で、小学校低学年くらいで筋力のピークを迎え、その後徐々に寝たきりになっていき、若くして亡くなる方も多い病気だ。我が子がもし、筋ジストロフィーと診断されたら――。「初めてこの病気を宣告されたときは、暗闇のなかに突き落とされた気持ちになりました」そう語るのは、8月17日に発売された書籍『えがおの宝物― -
介護保険の負担増で、損しないため知っておくべき制度とは?
2015/08/19 06:00「介護保険の改定が、8月1日より実施されています。これまで、介護保険の利用者は一律1割を自己負担していましたが、今月以降は、一定以上の収入がある方は2割負担に変わります。2割負担に該当するのは、個人の年金収入が280万円以上の方などで、65歳以上の方の所得上位2割に相当する方です」こう語るのは、 経済ジャーナリストの荻原博子さん。たとえば、年収350万円のAさんは要介護5で、月36万円の介護サービ -
トラブル回避のため…心がけたい「ママ友LINEの“3・3ルール”」
2015/08/13 06:00「全校児童70人という狭い地域の小学校の、さらにもっと狭いSNSの世界で『ママ友いじめ』がエスカレート。2人の母親が自殺するという、最悪の事態になりました」(地元紙記者)今年4月、栃木県佐野市の小学校で、児童の母2人が1週間の間に相次いで自殺した事件は、世間に衝撃を与えた。背景には、無料通信アプリLINEを使った「ママ友いじめ」があったようだ。都内在住の30代女性は言う。「女子中学生や女子高生の間 -
母子がまるで恋人…社会現象化する「ママっ子男子」の実像
2015/08/10 06:00友達や彼女との時間が最優先で、親を疎んじがちだったはずの20代男子が、なぜか最近、母親と仲がよい。そんな男のコ=“ママっ子男子”が社会現象化しているという。ママっ子男子の特徴のひとつが、サバサバとした母子の距離感だ。母親は息子に過剰な執着心を持たず、息子も素直に恋愛を語り、相談。また、恋人同士のように、母子でよくショッピングしたりもする。その多くは平成生まれの男のコとアラフィフ世代の母親の組み合わ -
小泉進次郎 実家1億円新居建設でのしかかる「嫁取りの重圧」
2015/08/07 06:00「国民の理解が得られていない原因を作った一端は、自民党自身にある」安保法案が衆議院を通過した7月16日、小泉進次郎内閣府政務官(33)は所属する自民党を痛烈に批判した。安倍内閣の支持率が低下するなか、ここへきて進次郎議員の政治的影響力はさらに強まっている。そんな彼の周辺が、騒がしくなっている。神奈川県横須賀市にある実家の建て替えが進んでいるのだ。旧小泉邸は、明治時代に建てられた歴史的建造物。小泉家 -
「食品ロス」削減で“もったいない”を“ありがとう”に変える!
2015/08/06 06:00「日本の食料自給率は40%を下回り、多くを輸入に頼っています。にもかかわらず、食べられるのに捨てられる『食品ロス』は年間500万〜800万トン(農林水産省)。これはコメの年間収穫量、840万トンに匹敵する量です(平成26年・農林水産省)。家庭で眠っている食品は、有効活用したいものです」こう語るのは、経済ジャーナリストの荻原博子さん。食品ロスをなくすことは、家計の管理にも通じる問題だという。「お中元 -
岩手県中2自殺「いじめをやらせていた女子生徒がいた」父が告発
2015/08/06 06:00《授業終了後、CはすぐにA君の所に行き、A君の髪をつかみ3回机に叩きつけた》A君とは、7月5日に電車に飛び込んで、自らの命を絶った岩手県矢巾町の中学2年生・村松亮くん(享年13)のこと、そしてCとは亮くんをいじめていた同級生だ。亮くんの死後、中学校は生徒たちに聞き取り調査を行い、39ページの報告書にまとめた。 亮くんの父に中学校から報告書が手渡されたのは7月26日、本誌が取材したのはその翌々日だっ -
イラク難民を支援する日本人女性の“命がけの育児支援”
2015/08/05 06:00「イスラム国」でレイプされて、絶望のふちに沈んでいた少女の表情がふっとゆるむ。女性らしい心配りが、暴力の犠牲になった女性や子どもたちの傷を癒していく。戦地の横で、物資が足りないお母さんが安心して子供を育てることができるように。自分の身を捨てて、現地の人々から信頼される活動を続ける日本人女性がいる。NPO「日本イラク医療支援ネットワーク/JIM-NET」の医療支援コーディネーター、榎本彰子さん(32 -
著名人が勧める“今こそ読みたい戦争を考える作品”ドリアン助川編
2015/08/01 06:00第二次世界大戦の終結から70年という、大きな節目を迎えた’15年。そこで、本誌は戦後70年に読みたい作品を、著名人に薦めていただきました。「’92年、私はアントニオ猪木さんと、内戦の硝煙が消えないカンボジアに入りました。大地に数千の死体が埋まり、道の両脇には人骨がうずたかく積まれたまま臭気が漂うキリング・フィールドを目の当たりにし、石川文洋さんがたどった道を自分が追体験していることに震えを覚えまし -
著名人が勧める“今こそ読みたい戦争を考える作品”加藤登紀子編
2015/08/01 06:00第二次世界大戦の終結から70年という、大きな節目を迎えた’15年。そこで、本誌は戦後70年に見たい作品を、著名人に薦めていただきました。「この映画の中で興味深いのは、原爆が投下され、町が悲惨な状態であるにもかかわらず生き延びていく、子供たちの生き生きとした姿。そして戦災孤児をゴミのように扱う意地悪な大人がいる一方で、いい大人もいる。戦前からあった社会の冷たい風、歪みのようなものまでしっかりと描かれ -
著名人が勧める“今こそ読みたい戦争を考える作品”鎌仲ひとみ編
2015/08/01 06:00第二次世界大戦の終結から70年という、大きな節目を迎えた’15年。そこで、本誌は戦後70年に見たい作品を、著名人に薦めていただきました。「安保法制が衆議院を通過し、安倍政権は既成事実をどんどん積み上げています。歯止めをかけなければ過去の歴史の繰り返しです。作家の澤地久枝さんや若い学生たちが、国会前で冷静に判断しながら声を上げている行動は、素晴らしいと思います」福島第一原発事故以前から「反原発」をテ