尖閣諸島沖の中国漁船衝突のビデオ映像流出事件。「自分が流出させた」と名乗り出た神戸海上保安部所属のA保安官(43)は、17日、京都府山科区にある岩屋寺を訪れていた。

通称「大石寺」と呼ばれている岩屋寺。その由来は、赤穂義士の大石内蔵助が討ち入り前に岩屋寺の近くで隠居生活を送っていたことにある。息子2人を連れて彼がこの地を訪れたのは、映像が流出する18日前のことだった。

事情聴取の際、A保安官は「映像が闇から闇に葬られてしまうのはではいか。国民が知るべきで、誰もやってくれないなら、自分でやるしかない」と答えていた。

大石内蔵助を前に彼が馳せた思いとは――。子煩悩で真面目だったというA保安官が愛妻と2人の息子に示した「日本を守りたい」という決意を、本誌で追跡取材!

関連カテゴリー: