2日、東京・有楽町のよみうりホールで、映画『死にゆく妻との旅路』の完成披露試写会が行われ、出演者の三浦友和(59)、石田ゆり子(41)と塙幸成監督(46)が登壇した。多くの観客を前に三浦は「いろんな人の助けがあってようやく完成して、本当に感無量です」と大喜び。同作は、1999年に実際に起きた『保護責任者遺棄致死事件』の当事者・清水久典が『新潮45』に著した、清水夫妻の272日、6000kmの旅の記録をもとに製作されており、当時報道されることのなかった夫婦の深い絆が描かれた物語。夫婦役を演じた三浦について石田は「私にとっては小学生の頃から拝見していた光り輝くスターの“三浦友和さん”。(役柄で)『おっさん、おっさん』と呼び続けるのが最初はいたたまれない気持ちでした。こんな方が旦那さんだったらな、といつも思っていました」と明かした。映画については、「皆さんの年齢や人生経験によって違うと思いますが、美しい、優しい、素敵な映画だと思います。この話が本当にあったということだけ、頭の隅っこにおいて、後は何も考えずに見てください」とアピールした。(撮影:河崎文雄)

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