NHK連続テレビ小説『てっぱん』に主演中の女優の瀧本美織(19)が22日、東京都中央区の松屋銀座で開催中の『京都清水寺成就院襖絵奉納記念 中島潔展』を訪れた。瀧本は、幼少期にNHK『みんなのうた』で中島画伯の絵を見て以来のファンであり、中島の作品の魅力について、「はかなさと希望の両面が一枚の絵で感じられる。いろいろな感情が湧き上がってくる」と語った。展示されている作品の中でも、中島が「一生懸命生きながらも、世の無常の中で翻弄される人々の命を描いた」と説明する、無数のイワシと1人の少女を描いた作品『大漁』に瀧本は注目していた。また、東日本大震災の被災者の姿と重なったようで、「すごく命を感じました。『生きよう!』って思わせる作品。震災に遭われている方に、先生の絵から希望を感じ取ってほしい」と被災者へメッセージを送った。また、この日会場には、会場には、毎年度末に『今年の漢字一字』を揮毫する京都・清水寺の森清範貫主も来場し、被災者へ向けた一字として『絆』と揮毫し、「お互いを思いやり助け合うということを酌み取っていただきたい」と助け合いの精神を説いていた。(撮影:柴田悟)

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