女形俳優の早乙女太一(19)が12日、東京・明治座で『早乙女太一公演』の記者発表会を共演者である田中健(60)らと行った。芝居『新説・天一坊騒動』など公演時間は3時間だったが、東日本大震災による電力不足に配慮し半分に短縮したものとなっている。芝居と舞踊ショーの2部構成で、1部では徳川吉宗のご落胤(らくいん)といわれた天一坊を演じ、2部では女形の舞を披露。「いろんな見方ができる舞台だと思います。1回だけではなく、2回見ても3回見ても、楽しめるところがあると思う」と力強く作品をPRした。女優の有森也実(43)が「天才ですね」とさらりと絶賛し、田中が「日本の宝じゃないですか」とべた褒めすると、「申し訳ないです」と照れくさそうにうつむき恐縮気味であったが、「頼れる人たちがいるので、自分のことに集中して、気持ち良く出させてもらっています」謙虚さを見せた。東日本大震災による電力不足に配慮し半分に短縮。照明にLEDを導入し、電力量も25%減になった事に関して「大変な状況ですけど、僕は続けられることを続けます」と意欲を語った。(撮影:桑原靖)

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