2日、東京・初台の新国立劇場で、舞台『スミレ刑事の花咲く事件簿』の公開稽古が行われ、主演を務める宝塚歌劇団の元トップスターの水夏希(38)と共演者の、徳山秀典(29)、中山麻聖(23)と共に囲み取材を行った。本作は女性刑事が、連続殺人未遂事件の犯人を追って歌手グループのリハーサル現場に潜入する物語となっている。宝塚を昨年10月に退団後、初の舞台となる水は「芯が強く包容力のある女性の役で、難しい。宝塚で培ったくじけない根性だけは役立ってます」。と役作りには苦労したようであるが、「すべて演出の星田(良子)さんを信じてお任せしました」と意気込みが伺えた。また、劇中では胸をもまれるシーンもあり、水は「今までならあり得なかったんで…。(宝塚から)外の世界に出たんだなあと実感しました」と感慨深そうに語った。また、中山からは「女の子、女の子している芝居があるんですけど、こんな水さん見みたことないってキュンとしましたね」、徳山からも「かわいらしくて、芯の強さの中にさらに奥にすごいかわいらしさをもった人だなと思いました」と褒めちぎられて水は照れ笑いした。(撮影:柴田悟)