歌手で俳優の福山雅治(42)が2日、都内で行われた『第48回ギャラクシー賞』の授賞式に出席した。『ギャラクシー賞』は、放送文化の質的な向上を高めるため、NPO放送批評懇談会が1963年に創設し今年が48回目。前年4月1日から3月31日までに放送された優秀なテレビ・ラジオ番組や個人、団体を選定・顕彰する。福山はNHK大河ドラマ『龍馬伝』の坂本龍馬役、NHKの自然ドキュメンタリー『ホットスポット 最後の楽園』のナビゲーターとして世界を巡った出演が評価され、テレビ部門で『個人賞』を受賞した。福山は「デビューして20年になるが、こういった賞は縁がなかった」と喜びを語った。「この賞を誰にささげたい?」との質問には、「この喜びは児玉清さんに伝えたいです」と、龍馬の父親・坂本八平を演じ、先月16日に死去した俳優の児玉清(享年77)の名前を挙げた。「龍馬のオファーを受けたとき、うじうじしていて決められなかった。そのとき『君しかいない』と言って、背中を押してくださった」と悼んだ。(撮影:加治屋誠)

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