7日、都内で映画『小川の辺』の完成報告会見が行われた。会見には、少年隊の東山紀之(44)、俳優の勝地涼(24)らが出席した。同作は、藤沢周平(享年69)の連作をまとめた『海坂藩大全』の中の一篇『闇の穴』を原作に、親友であり妹の夫でもある男を討てと藩命を受けた武士の旅を綴った義と情の物語となっている。主人公の朔太郎を演じた東山は、「撮影は昨年の9月中旬から1ヶ月半、山形の方たちをはじめ、東北の方たちにお世話になりました。東日本大震災で被災にあわれた方にも、僕らが心を一つにして、勇気をもってもらえたら幸いです」と挨拶をした。同作は、東山と片岡の壮絶な戦いのシーンが印象的で、片岡は「歌舞伎と違って本当に木刀をぶつけながらの稽古で、暑いなか、四苦八苦しながら勉強させていただいた。東山さんとはあまり合わせる時間がなかったけれど、運動神経抜群なのですぐに覚えられて、すごくやりやすかった。すごく楽しく演じさせていただいた」と撮影を振り返っていた。昨年10月に結婚した妻の木村佳乃(35)は現在妊娠5カ月。「父親になる感想は?」と聞かれ、「ありがたいです」と笑顔で答えた。(撮影:鈴木鍵一)

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