もう深夜に近い時間帯だったにもかかわらず、歌手・竹内まりや(60)が身にまとった真紅のロングドレスは薄闇のなかで燃え上がるように輝いていた。

 3月20日に60歳の誕生日を迎えた竹内。その夜、都心の高級中華料理店では夫・山下達郎(62)が主宰する“還暦パーティ”が開催された。出席したのは夫妻のほかに一粒種である長女(30)や親しい仕事仲間など20人以上。

「ドレスは竹内さんが自分で作ったものです」という仕事関係者の証言からも、彼女の意気込みがうかがえる。山下もトレードマークの長髪を後ろで束ね、珍しいスーツ姿。散会の前に、仕事仲間に囲まれて談笑している妻への視線は、あくまでも温かだった。

「この3月は山下・竹内夫妻にとって慶事が続きました。竹内は故郷である島根県出雲市から特別功労者として表彰を受け、山下は芸術選奨文部科学大臣賞を受賞したのです。大臣賞の贈呈式は3月18日に行われましたが、山下は新曲の締切りに追われていることを理由に欠席しています」(音楽関係者)

竹内の誕生会は贈呈式から2日後だった。たとえ多忙であっても妻の記念日だけは大事にしたいという山下の愛情が伝わってくる。2人が結婚したのは82年4月。それから33年たつが、竹内自身は自分たちの関係について、インタビューで次のように語っている。

《彼の心身をサポートすることが、間接的な私の“音楽活動”だと思っているんですね。だから、変なたとえだけど、山下達郎のゴハンを作ることも広い意味での私の音楽活動》(『ぴあ 山下達郎“超”大特集!』)

 そんな竹内の長年の献身に報いるために開かれた誕生会。山下・竹内夫妻の知人は言う。

「昨年は竹内さんの33年ぶりの全国ツアー、そして今秋ごろからは山下さんの40周年ツアーがあります。多忙な日々が続きますが、山下さんは『彼女の還暦のお祝いもかねて、アメリカに旅行に連れていってあげたい』と語っていたそうです」

 誕生会でも輝く笑顔を見せていた竹内。その陰には夫・山下の変わらぬ愛があった。 

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