別の『半沢~』制作関係者は、「もう限界ギリギリだった」と、新型コロナウイルス対策をしながらの収録の苦闘を明かす。

 

「現在、現場では感染拡大防止のため、制作スタッフや芸能事務所のスタッフさんの人数は最少に抑えています。出演者の身の回りのお世話やアテンドする人は専任スタッフを1~2人と決めて、事務所の現場マネージャーさんは、なるべく現場に入らないようにしてもらっているんです。しかし、そうすると人手不足になり収録のケアが追いつかず、スケジュールどおりにいかないことが多いのです」

 

さらに追い打ちをかけるように、『半沢~』スタッフにも新型コロナウイルス感染者が出てしまった。

 

「8月中旬に、社外の制作スタッフ1人の感染が確認されました。濃厚接触者はおらず、接触の可能性のある出演者やスタッフのPCR検査の結果はすべて陰性でしたが、撮影は3日間休止になりました」(テレビ局関係者)

 

詰め詰めのスケジュールで、まさに“撮って出し”の日々。早朝から深夜までハードな撮影の毎日が続いていたという。

 

「だからといって、ドラマの内容を削ったり、質を落とすわけにはいかないというのが制作陣の思い。視聴者の期待が非常に高い作品ですし、そもそも『半沢~』のスタッフ、キャストはプロ意識が高い人ばかりで、全員でこだわりぬいて制作に臨んでいるんです」

 

「女性自身」2020年9月22日号 掲載

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