嵐になって数年は自信のない時期が続いたというが、このとき彼を鍛えたのも少年隊や錦織の存在だ。’01年、少年隊の舞台『PLAYZONE』の主要キャストに。
「公演中は植草さんにかわいがられたそうです。東山さんにも高く評価され、大野さんは感激していました。そして錦織さんもべた褒め。“大野にもっと舞台をやらせたほうがいい”とスタッフに進言したといいます」(前出・舞台関係者)
この19年前の体験が、大野の自信となり原点となった。のちに本人もこれを機に「仕事への姿勢が大きく変わった」と語っている。
さらに’04年には、錦織が演じた『ウエストサイドストーリー』のリフ役を、大野も演じることに。
「おかげで交流が深まりました。錦織さんは大野さんを愛弟子のように思っていたのでは。劇場近くの鉄板焼き屋さんによく大野さんを連れていったそうです。共通の趣味のゴルフにも一緒に行ったと聞いています」(前出・舞台関係者)
くしくも大野の活動休止日・12月31日に尊敬してやまぬ大先輩が退所することになろうとは……。
「退所したあと、錦織さんは舞台の演出に軸足を置き活動していく意向のようです」(前出・芸能関係者)
いつか、大野が錦織の演出する舞台で再び“夢の共演”を果たす日が来るかもしれない――。
「女性自身」2020年10月13日号 掲載