第1話「薫るスパイスカレー」からのワンシーン 画像を見る

「俳優の撮休という、ありそうでなかったテーマがとても面白い。監督や脚本家それぞれのスタイルに僕が染まっていき、これまでの役では見せてなかった、少し力の抜けた自分を見ていただけたらと思います」

 

ドラマ制作が決定した際にそうコメントしたのは、11月6日スタートのWOWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』(全8話)で主演を務めた竹内涼真(27)。ドラマや映画の撮影期間に突然訪れた休日をどう過ごすのか。気鋭の監督、脚本家たちが描く8つのパラレルストーリーで本人役を演じる。

 

そんな監督、脚本家が見た竹内涼真の素顔とは……。

 

【監督/廣木隆一(66)】

『薫るスパイスカレー』(第1話)と『シェアハウス』(第4話)の監督を担当。

 

「『薫るスパイスカレー』は、休日を過ごす涼真がセクシーな女性(演:小池栄子)と出会うという設定が面白いと思いました。料理を作るシーンは、指のしぐさや光る汗などの演出でセクシーに見えるように心がけましたが、涼真の表情が自然でよかった。ドギマギするような芝居って、やりすぎてもそうじゃなくてもダメで、その微妙な加減が難しいんです。でも、彼がやると計算がないというか、あっさりした感じが好ましかった。また、『シェアハウス』(第4話)は、涼真を演劇的な空間に置いたときどんな感じになるのかなあと思って、ワンカット、ワンシチュエーションで舞台のような演出にしました。誰かがとちったら頭からやらなきゃいけないという緊張感のなかの、涼真の素のリアクションが見どころです。撮影中、涼真もすごい楽しそうでしたよ」(廣木)

 

【脚本家/首藤 凜(25)】

『薫るスパイスカレー』(第1話)の脚本を担当。

 

「今回、脚本を書き始める前に、ふだんの竹内さんを知りたいと思い、彼が以前出演した旅番組を見ました。あんなにカッコよくて、フィジカルも人をひきつける魅力に溢れているのに、なんとなく彼自身は自覚してない感じがエロいなあ、と(笑)。そこから、竹内さんが初対面の年上の女性と会話するところを見せたいという思いが湧き上がりました。完成した作品を見たら、27歳の男性がちゃんとそこにいるというか、『はい』という返事のひと言だったり、セリフの外の余白に彼の素が見えて面白かったです。気まずい場面でもなんだかんだ和やかな空気にしちゃうような、竹内さんの根の素直さが出ていた気がします」(首藤)

 

弟の彼女を紹介されたり、同級生とバーベキューをしたり。架空の設定のなかで芝居と現実の境界線がなくなってくる新感覚ドラマ。竹内涼真の新たな魅力を発見できそう!

 

「女性自身」2020年11月10日号 掲載

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