元極道のスーパー専業主夫・龍を演じる玉木宏。 画像を見る

毎週、個性豊かなキャラクターたちと、龍のスーパー専業主夫ぶりが話題を呼んでいる『極主夫道』(読売テレビ・日本テレビ系で日曜夜10時30分から)もいよいよ最終回へ!

 

コミック累計発行部数が300万部を突破している、おおのこうすけの人気漫画を実写化した本作は、笑いあり涙ありで繰り広げられるドラマ版オリジナルストーリーにくわえ、龍が披露する様々な家事テクもSNS上で評判で話題を集めている。

 

そんな注目ドラマに登場する、個性が強すぎるキャラクターはいかにして生まれたのか。いちばん中心で見てきたプロデューサーが、最終回を目前に出演者6人の個性豊かなキャラクターの舞台裏を明かす!

 

■元極道のスーパー専業主夫・龍(玉木宏)

 

「まず体作り。1話で裸のシーンがありましたけど、食事制限だったりジムで鍛えたり、体を鍛える面でほんとにストイックでしたね。関西弁も完璧にこなしていて、料理、掃除、編み物だったり、あとはバレー、キャッチボールのシーンもあるんですけど、そのあたりもアドバイスをもらうとすぐに何でもできちゃってました (笑)

 

後半になっていくにつれて龍ならこういうセリフ言うなって、どんどん役が体に染み付いてきているのを感じました。現場ではリーダーとして、若い共演者をドシッと見守っているような座長タイプ。すごく真摯なかたで、器の大きさを改めて感じました」

 

■バリバリのキャリアーウーマンで豪快奔放 龍の妻・美久(川口春奈)

 

「このドラマに関しては、役作りはあまり意識されなかったと川口さんが言っていました。とても奔放な役だったんですけど、考えすぎずに自然に演じていらっしゃる印象でした。でも、逆にそのおかげですごく可愛らしくみんなから愛される美久のキャラになったんだと思います。

 

もちろん役ほどではないですが本人もあまり家事が得意ではないようで、玉木さん演じる龍みたいな存在が家にいてほしいって言ってましたね。美久はすごく表情がコロコロ変わる役なので、コミカルにもシリアスにもなる表情を出すのがとても上手くて画面に引き込まれるほど魅力的でした」

 

■龍の元舎弟・雅(志尊淳)

 

「いちばん色んなキャラクターと絡んでいって、その場その場で絡む相手が変われば立ち位置も変わるので難しい役なんです。でも、志尊君は色んなアイデアをもって臨んで、どんどん現場でもアイデア出して、思い切ってアドリブにもチャレンジしてくれて素晴らしかったですね!

 

龍とはしっかりとした舎弟関係。雲雀、菊次郎のところでは振り回される。いろんな場面でビンタされたり吹っ飛ばされたり。体もかなり張っているんですけど、彼だから怖くなく、かわいらしくて愛くるしく見えるんですよね」

 

『極主夫道』最終回!Pが見た玉木宏、川口春奈の意外な一面
画像を見る 「天雀会」の姉御・雲雀を演じる稲森いずみ。

 

■「天雀会」の姉御・雲雀(稲森いずみ)

 

「いろんな知識を取り入れて、自分ならではのコミカルな極妻を見事に仕上げていただきました。お着物も衣裳さんと相談して『こんなほうがいいんじゃないかな』とか。

 

最初、役の打ち合わせの時も誰しもが“極妻”ときいて想像する岩下志麻さんをすごく勉強されてるんじゃないかなってくらい、極妻像を考えていて。あそこまで走ったりわめいたりしている稲森さんは今まで見たことなかったです(笑)。そんな努力があったからこそみなさんに「姐さん!姐さん!」って言っていただけるキャラクターになったと思います」

 

■かつて龍が所属していた「天雀会」の会長・菊次郎(竹中直人)

 

「すごい渋い顔をみせる場面もあるんですけど、それ以上に笑いの部分でのアドリブがすごい多くて(笑)。その場その場で、これやったら面白いんじゃないかってことを仕掛けるというか。隙あらば何かやってやろうみたいな。カメラが回ってない時も、共演者だったりスタッフに肩トントンってして、振り向いたら知らないフリしたりとか(笑)

 

現場の空気を良くするためにそういったことを常に考えていただいてありがたかったです。撮影中も周りを笑かそうとしているので、志尊くんがたまに役忘れて笑っちゃってるくらいでした(笑)」

 

■龍とは犬猿の仲! 武闘派の極道・虎二郎(滝藤賢一)

 

「玉木さんとはじめての共演だったんですけど、最初のシーンから2人がすごい熱量でぶつかるんですよ! それがだんだん対決が進んでいくにつれて、小学生の男の子が意地張って喧嘩してる感じに見えてきて(笑)。大の大人が子どもみたいな意地の張り合いしてるけど、ベースは仲良いんだろうなみたいな。

 

2人のシーンでは、現場での2人のアイデアでできたものも結構採用されてるんです。おでこをぶつけ合うシーンでは、1回それをやってみると、会ったら必ずぶつけあるみたいな恒例行事になっていきましたね」

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